指導者講習会
活動報告2008年
2008.12.19
笹塚中学校で都中体連指導者講習会
渋谷区の区立笹塚中学校で7日、東京都中学校体育連盟野球部の指導者を対象とした指導者講習会が行われ、都内の中学校野球部の指導者と渋谷区立笹塚中学校、江東区立上一色中学校、世田谷区立山崎中学校の選手ら合わせて約180人が参加しました。
講師は巨人軍OBの上田武司さん(野手担当)、吉田孝司さん(捕手担当)、倉田誠さん(投手担当)と荻原満さん(投手担当)が務めました。
講習会のテーマは「基本」と「怪我をしないプレー」と「レベルアップ」です。上田コーチの「せっかく野球をやっているのだから、うまくなって楽しみましょう」という言葉で講習会が始まりました。
守備の指導で上田さんは、スローイングの重要性を説明しました。「ボールが反れるとアウトになるはずのランナーがセーフになるだけではなく、次のベースまで進むことで失点につながる。練習やキャッチボールの時から相手の胸に投げることを意識することがミスを減らす」と伝えました。他にも怪我をしないスローイングの基本、正確なトスやスナップスローなども教わり、ミスによる失点を防ぐ方法が伝授されました。また、併殺をとる時のベースの入り方、ボールの正面に入る捕球体勢なども実践を交えて指導しました。
捕手の指導では吉田さんが「キャッチャーは試合中の監督にならなくてはいけない」と、捕手の役目を説明し、キャッチングやバント処理、スローイングなどの基本的な動きとその目的を、丁寧に指導しました。また、ワンバウンド捕球の練習では
(1)…体を板の様に真っ直ぐにして少し前傾姿勢を取り、ボールを前に落とす
(2)…右手は怪我をしないようにグラブの後ろに置く
(3)…ボールへの恐怖心をなくす
以上の点を注意することで失点を防ぐことができると説明。指導者と一緒に生徒も一生懸命練習方法をメモしていました。
ピッチングの指導では倉田さんからケガをしない腕の使い方が説明され、その後は荻原さんと2人で、実際に生徒の投球を見てアドバイスをしました。投球動作に入る前の姿勢や立ち位置、軸足の蹴りだしなどのポイントを説明。アドバイス後には高めに浮いていたボールが低めに集まり、カーブやスライダーなどの変化球もストライクゾーンに決まるようになりました。指導を受けた山崎中学校2年生の吉川潤君は「今までの自分の欠点を的確なアドバイスで直してくれました。投球動作の全てに意味があるのだと勉強になりました」と、感想を話してくれました。
午後はバントとバッティングの指導が行われました。ランナーを進塁させる重要なバントは、バットの握り方、立ち位置や構え方などが上田さんから細かく説明されました。続いてバッティングではドアスイングにならないよう下半身から動き出し、バットを自然に出すことや、インパクトの瞬間に100%の力を出すことがアドバイスされました。その後3箇所でロングティーが行われ上田さん、吉田さん、荻原さんが生徒たちに個別指導を行いました。
指導者のアドバイスを吸収しようとする熱心な姿勢に応えるように、講師の皆さんは終了時間を越えても全ての質問に丁寧に答えていました。講習会を終えた指導者は「子供たちに言葉で伝えたい技術的なことを学びました。この情報を早く伝えてあげたいです。自分の指導者としての引き出しも増えて、とても感謝しています」と感想を話してくれました。
東京都中学校体育連盟野球部部長 鈴木正美さん
「今日教わった技術や練習方法を、自分たちの学校に持ち帰って教えてあげたいと思います」
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