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GIANTSニュース

2007.06.11

「おやG」中村稔さんが名コーチ秘話

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 巨人軍OB選手が当時のエピソードを披露するトークショー「集え!ジャイアンツおやG!!」。「栄光のV9シリーズ」最終日の11日は、現役時代“七色の変化球”で活躍し、コーチとしても投手王国時代を築いた中村稔さん(68)が、東京ドーム22番ゲート前の「ステージG-KING」に登場しました。

 伝説の名投手沢村栄治さんと同じ三重県伊勢市出身。少年時代、自転車のチューブで作ったボールと、かしの木を削ったバットで野球に熱中し、伊勢神宮に行くと「将来、巨人の投手になれますように」とお願いしていたそうです。宇治山田商高から1957年巨人軍に入団。精密なコントロールと七色の変化球で川上監督時代の前半期に活躍、9連覇がスタートした65年には20勝4敗の成績を残しました。現役13年間で352試合出場、72勝53敗、防御率2.76。引退後は、70~77年二軍投手コーチ、81~83、89~92年の投手コーチのほか、ロッテコーチなどを務めました。

 速球、カーブ、シュート、スライダー、フォーク、シンカー、チェンジアップと、まさに7種の球を操りました。制球がよかったため打撃練習でよく投げましたが、強敵・阪急との日本シリーズの際には、試合前の王貞治選手の打撃練習で登板し「王選手が一番飛ばす外角やや中より」に精密にコントロールして、35本中30本をスタンドインさせ、見ていた相手チームを威圧させたそうです。

 また名コーチとしても有名な中村さんが手がけた投手は、2度の藤田元司監督時代の江川、西本、定岡、そして斎藤、槙原、桑田の三本柱のほか、関本、新浦、小林、木田、石毛など、このトークショーでもそうそうたる名前があがりました。「みんな自分の息子のようにかわいがった」そうですが、「西本は入団当初、腰を開く欠点があったので、沢村投手の写真を見せて、足を高く上げさせ、開きを直した」などいくつかの指導例をあげ、「宿題を一つ与える。それができるまで、次の段階にはいかない」と指導理念を述べました。また「読売巨人軍陸上部」と銘打って徹底的に走らせていたそうです。

 現在、社会人などの指導もしている中村さんは「アマチュアでもプロでも強いチームはピッチャー。勝負の8割5分はバッテリーがにぎる」と主張しました。今年のジャイアンツについても「投手がいいから大丈夫。金刃投手のように攻撃的で向かっていっているのがいい。足を使った攻撃力と投手力があれば、連敗がないですから」と太鼓判を押してくれました。

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 「集え!ジャイアンツおやG!!」次回は、6月19日に橋本清さん、24日に石毛博史さんの「勝利の方程式」コンビです。