GIANTSニュース
2007.11.14
金刃投手「厳しい世界だと実感」~秋季キャンプ


巨人の秋季宮崎キャンプは14日、第4クールに入りました。キャンプ地・宮崎県総合運動公園は朝から晴れ間が広がり、選手たちは夏を思わせるほどの強い日差しを浴びながら練習に励みました。ブルペンでキレのいいボールを投げ込んだ金刃憲人投手にインタビューしました。
打たれた時、1週間でどうケアするか
Q.ルーキーイヤーを振り返ると?
A.1年間野球をやり続けることに関して、非常に厳しい世界だと実感した年でした。思っていた以上に厳しかったです。
Q.その「厳しさ」とは?
A.例えば、ローテーションを守るために、登板日の間にどう練習するか、です。打たれた時、その後の一週間でどうケアするか。自分の(精神的な)ケアはもちろん、技術を上げ、相手を研究し、ベストの状態で次の試合に臨まなければならない。それがとても難しかった。
“4つ目の球”身に着ければ、倍勝てる
Q.とはいえ7勝をマークし、防御率も3点台。手応えも感じたのでは?
A.スライダー、真っ直ぐ、カーブの3つだけで7勝できました。高橋尚さんや内海さんのようなチェンジアップやシンカーを身に着ければ、倍は勝てるなと思いました。
Q.キャンプの目標は“新球”をマスターすること?
A.いえ、まず自分のフォームをしっかり作ることが第一です。
Q.今年のベストゲームは?
A.東京ドームの日本ハム戦(交流戦)です。1対0の試合で僕に勝ち星は付かなかったんですけど、体の力が抜けて、フォーム的にもすごく良かった。その前のロッテ戦は、打たれて3回で降板したんですが、(登板間隔の)1週間足らずでうまく調整できました。
Q.ワーストゲームは?
A.そのロッテ戦です。
Q.ワーストのすぐ後にベスト…立ち直りの“秘訣”は?
A.自分の中で考え込むんじゃなくて、自分からコーチや先輩たちに聞いて行く。すごいピッチャーがいっぱいいますから。ただ聞くだけじゃなくて「自分はこうしたい」と伝えることも大事です。これは来年に向けて、もっとやって行きたいと思っています。
「いつでも強気、がいいわけじゃない」
Q.春のキャンプでは、「ローテーション入り」と「強気のピッチング」を目標にあげていました。自己評価は?
A.ムラがありましたね。調子が悪い時はかわす投球も必要で、「いつでも強気がいいわけじゃない」というのも今年学びました。
Q.シーズン直前に、不幸がありましたね
A.母が亡くなりましたけど、「自分は頑張るためにこの世界に入ったんだから、もうやるしかない」という気持ちでした。自分の中で母は生きている、見ていてくれると思っているんで、「これからもやって行くぞ」という気持ちです。
Q.7勝という数字には満足していますか?
A.数字以上に、得たものが一杯ありました。それに関しては本当に良かったと思います。
「オフにはゴルフやってみたい」
Q.オフにやりたいことは?
A.ゴルフです。初めてなんで、寮の先輩たちに教えてもらいます。
Q.来季の目標は?
A.今年以上の成績を残すこと。これは最低限の目標です。1年間ローテーションを守って、最終的にはタイトル争いがしたいですね。セの5球団すべてから勝ち星を挙げたい、というのもあります。
Q.最後に、ファンの皆さんにメッセージを
A.自分たちは今年、優勝するために頑張りましたけど、ファンの皆さんがいなければ、優勝も野球もできません。ファンの皆さんがいるから、自分たちがいると思っています。これからも暖かい目で見て頂き、応援して頂きたいです。
金刃投手はこの日、久保投手や臨時コーチの槙原寛己さんを相手にキャッチボールをした後、ブルペン入り。實松捕手が構えるミットに80球を投げ込みました。鋭いボールでミットを鳴らし、すぐ後ろで見ていた原監督が「今のはいいね」と声をかける場面もありました。
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藤田投手がキャンプ地訪問
ロッテから巨人に移籍した藤田宗一投手(35)がキャンプ地入りし、原監督やチームメートにあいさつしました。藤田投手は“トレードマーク”だったひげを剃り落とし、背広姿で宮崎入り。チームメートと対面した後、施設や練習を見ました。原監督からは「来年は中継ぎで頼む」と声を掛けられたそうです。藤田投手は「初心のつもりで一から頑張る。(プロ)1、2年目の『攻める気持ち』を持たないとやっていけない。防御率と人の(出塁させた)ランナーを返さないことにこだわりたい」と話していました。
練習の様子などは「今日のG戦士たち」をご覧下さい。