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2011年12月

チーム

2011.12.10

カリブ便り~第30回:辻内投手ビックリ!突然の訪問者は……

写真

異国の地でご両親と写真に収まる辻内投手。
中央の少年はチームのアイドル、ガブリエル君

【12月9日】
 オールスター休み前(といってもオールスター戦は開催されません!)の最終戦、首位カグアスをホームに迎えての大事な一戦は、プレーボール前から断続的に振る雨のため、残念ながら中止となってしまいました。3日間のオールスター・ブレークですが、試合がないというだけで、我々は明日も自主練習を行いますし、月曜日にはホーム球場で全体練習があります。

 ということで試合情報もありませんもので、今日の「カリブ便り」は、「ちょっといい話」的な内容でお届けします。

 右の写真、プエルトリコ在住の日系人のご夫婦、ではありません。なんと、辻内崇伸投手のご両親。息子がプレーする異国の地へ行ってみるかと、伊丹から成田、太平洋を越えニューヨーク、カリブ海を渡り、遠路はるばるプエルトリコまでいらっしゃったのです!

 実は数日前、辻内投手が神妙な顔で、「早坂さん、お願いがあるんですけど」と話しかけてきました。「夕べ実家に、正月はいついつ帰るよ、みたいな電話をしたら、それはそうと近いうちプエルトリコ遊びに行くかもしれんから、と言うんですよ。早坂さんの力で、止めさせてもらえませんか」と言うのです。何とも唐突な話でしたが、お父様もちょっと息子をからかっておっしゃってるんだろうなと思って「なに言ってるの。こっちにはそれを止める権利もないし、権利があったとしても、止めるつもりなんか全然ないよ。素晴らしいじゃないの、息子に会いにこんな遠くまで来るなんて」と突き放しました。

 その後、朝井秀樹投手が折に触れ、「辻内んとこのオトンとオカン、もうすぐ着くんちゃうの」と突っ込みを入れると、「いや、全然連絡ないんで、分からないんですよ。でも行動力は半端ない2人なんで、いきなり現れるかもしれないですね」と答える毎日でした。

 想像してみてください。プエルトリコは、太平洋を中心とした地図で見たら、アメリカ大陸の向こう、地図の端っこのカリブ海に浮かぶ、とっても小さな島ですよ!確かに、本当にプエルトリコ行きを実行しようと思ったら、飛行機の乗り継ぎ、ホテルへの交通手段、治安、その他もろもろ、辻内投手を通して球団職員の私の方へ何らかの相談やヘルプの要請がきっとあるだろうし、何も言ってこないということは、やはりたわむれに話されただけだったのだな、と考えておりました。

 ところが今日、本当に、息子の辻内投手にも一切連絡を入れることなく、夜、ここカロリーナの球場にいきなりご両親が現れたのです!

 まあ、驚きました。写真は、嫌がる息子と照れるご両親を説き伏せ(何故かアロヨ投手の息子も入れさせ)、小野淳平投手が撮影したものです。良い笑顔をされています。地球の裏側にいる息子に会えたときの笑顔のお手本のような。居合わせたチームメイトも、「あれは誰なの」と興味深げに聞いてきます。夕べ到着し、2日間滞在して、あさって出発するという強行軍だと知ると、「たった2日のために日本から?信じられない!」「タカノブはご両親に愛されているんだなあ」とみんなから驚きの声が上がっていました。

 私も失礼ながら、「辻内君に連絡もせず来られて、もしチームが遠征に出ていたらどうされたんですか」と聞いてしまいましたが、お父様は「いや、ちゃんとジャイアンツのホームページで、ここ3試合は全部ホームゲームだって書いてあったのを確認して来ましたから」と事もなげにおっしゃいました。「カリブ便り」の情報をこんな形で有効活用してくれる方が現れようとは……。夢にも思っていなかった筆者です。

 試合が見られなくて残念でしたが、辻内投手のお父様、お母様、ブエン・ビアッヘ(良い旅を)!