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集え!ジャイアンツおやG

「天理の怪童」はマジシャン!?~鈴木康友さん

2008.05.16

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「おやG」2回目の登場となった鈴木康友さん

 巨人軍OB選手が現役時代のエピソードなどを披露するトークショー「集え!ジャイアンツおやG!!」が5月16日(金)、東京ドーム正面22番ゲート前の「ステージG-KING」で行われ、2年ぶりの登場となる鈴木康友さん(48)が、「天理の怪童」と呼ばれた高校時代の思い出や現役引退後のコーチの秘話などを披露しました。

 鈴木さんは、高校野球の強豪、奈良・天理高校から1977年のドラフト5位で巨人軍に入団しました。3年春の甲子園で鈴木さんの天理高は、部員わずか12人の高知・中村高校と準々決勝で対戦しました。遊撃手だった鈴木さんは、中村高校の主将が踏み荒らされた二塁上の土を手でならして「ごめん」と謝ったことに、軽いカルチャーショックを受けたといいます。鈴木さんは試合で、このような丁寧な行動を相手チームからされたことがなかったからです。中村高のエース・山沖之彦投手が二走だった場面で、鈴木さんは挟殺されそうになった山沖投手に優しくタッチしようとしたら、かわされてしまったといいます。その後、中村高の逆襲を許し、優勝候補の天理高は敗退しました。鈴木さんは「山沖投手に激しくタッチしていれば、巨人でもレギュラーを獲れたかもしれない。しかし、人間としては、それで良かったと思う」と、しみじみとした表情で振り返っていました。

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赤裸々トークに司会者が慌てる場面も

 高校時代からの鈴木さんの趣味の一つに「手品」があります。一芸ができれば、どんな場でも輪の中心にいられるとの思いで、鈴木さんは手品を身に着けたそうです。この手品が、コーチ時代に活かされたといいます。「相手チームをはじめ、5万人の観衆の前で『スクイズ』のサインを出すことは、コーチとして一番勇気がいることなのです。この時に手品で覚えたテクニックを使い、相手チームの視線をごまかして、サインを出しました。手品は野球にも役に立ちますよ」と、意外な秘技を持っていることを告白しました。

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大型画面で現役時代の活躍ぶりをファンと振り返りました

 コーチ時代の印象的な思い出として、鈴木さんは、巨人のコーチとして臨んだ2002年の日本シリーズ第1戦を挙げました。機動力が売りの西武打線の対策として、鈴木さんは試合前、東京ドームのホームの土を柔らかくしてくれるようにグラウンド整備士に頼んだそうです。鈴木さんの“奇策”は的中し、柔らかい土の上ではバントした打球は大きく跳ねず、西武の犠打を封じることに成功しました。鈴木さんは「翌日、グラウンド整備士の方から『やりましたね』と握手を求められ、本当にうれしかった」と目を細め、4連勝で日本一になった舞台裏について打ち明けていました。

 鈴木さんは現在、独立リーグ「BCリーグ」の富山サンダーバーズで監督を務めています。トークショーでは、富山出身のミュージシャン、高原兄さんが作曲し、鈴木さんが歌う「あなたの風になりたい」のサビをアカペラで披露する一幕も。鈴木さんの甘い美声にファンから大きな歓声が沸き起こりました。