集え!ジャイアンツおやG
王さんは大恩人~関本四十四さん
2008.07.03

関本さんは「おやG」3回目の登場
巨人軍のOB選手が現役時代のエピソードなどを披露するトークショー「集え!ジャイアンツおやG!!」が7月3日(木)、東京ドーム22番ゲート前の「ステージG―KING」で行われ、1971年に新人王を獲得した元投手、関本四十四さん(59)が、少年時代や王貞治さんとの思い出などを語りました。
新潟県出身の関本さんは中学時代まで、野球よりもスキーのジャンプ競技に力を入れていて、40m級ジャンパーだったそうです。一方で、元々、遠投は得意だった関本さんは、中学時代にはすでに119メートルも投げたといい、「中学時代も、プロの全盛期も、引退時も遠投119メートルで、距離は変わらなかった」とおどけると、会場の笑いを誘っていました。関本さんが本格的に野球に取り組み始めたのは高校に入ってから。「頭の中は“甲子園”だけ」だったそうで、さらにプロ野球へいきたいと願う関本さんに、同級生は掃除をさせず、チャイムが鳴ったらすぐに外へ出て野球をするように言うなど応援してくれたそうです。

現役時代の映像も流され、当時を振り返りました
この日は「王貞治シリーズ」の最終日とあって、関本さんが恩人と慕う王さんとの思い出も話題となりました。阪急と対戦した1971年の日本シリーズで、関本さんは第3戦に先発、9回を投げきったものの、阪急に1点リードを許したまま九回裏の攻撃へ。“完投負け”寸前で落ち込む関本さんに、王さんが「次の回にランナーが出れば、俺まで回る。あきらめるな」と声をかけたそうです。ベンチの裏で着替えていた関本さんが、グラウンドに目をやった時、矢のようなライナーがライトスタンド目がけて飛ぶのが見えたそうです。王さんのサヨナラ3ランで、関本さんは晴れて勝ち投手となったそうです。
また、関本さんは、宮崎キャンプで王さんとは同部屋になったことがあるそうです。読書好きの関本さんが寝転んで文庫本を読んでいると、頭上を王さんが素振りをするバットが行き来していたそうです。王さんのひたむきな野球に対する姿勢について、関本さんは「野球の歴史上、一番バットをふった人間は、自他ともに認める、王さんです」と称え、「王さん、長嶋さんをバックに投げられたことは、関本家で代々語り継がれることだと思います」と笑顔を見せていました。