選手紹介(2) マイペースのサウスポー、不動の抑えの2選手

今回は、投手として期待されている小高稜真、宮坂晃平の2選手を紹介します。

小高選手(左)と宮坂選手

■小高稜真選手(背番号21)

 柔らかい肩関節を生かし、キレのあるボールをコーナーに投げ込む左投手です。スピードはそれほどありませんが、細身の体を精いっぱい使って投げるボールは一級品。特に右打者のインコースにきめるクロスファイヤーは小高選手最大の武器となっています。  ただ、他の選手や指導者に「稜真の特徴は?」と聞くと、満場一致で「マイペース」と回答。先日の昼食休憩では、みんながとっくに食べ終わっている中、50分かけてタッパに入ったご飯を食べていました。選手選考会の際、西村健太朗監督が「打者からボールが見にくい」と推薦し、投手として期待のかかる小高選手。大会では、チーム全体でマイペースな試合運びができるようなピッチングを期待しています。

きれいなフォームの小高選手

■宮坂晃平選手(背番号22)

 捕手のレギュラー争いをしていましたが、10月31日から投手に抜擢され、急成長中のクローザー。足のサイズは何と29.5センチで、今年のメンバーの中で一番体ができあがっています。ここまでの登板回数はわずか8回2/3ですが、既に三振を8つ奪うなど自慢のスピードで不動の抑えとして期待がかかります。  投球フォームがどことなくジャイアンツのルビー・デラロサ選手に似ていることからついたあだ名は「ミヤロサ」。大会では、接戦の最終回にマウンドに上がり、ガッツポーズをする姿をぜひ見たいですね!

最終回に登板する宮坂選手

 (ジャイアンツジュニアマネジャー・金子大志=読売巨人軍野球振興部)