小林、立岡両選手が豪雨被害を受けた常総市を訪問

2015.11.29

体育用具購入のための寄付金を贈呈
体育用具購入のための寄付金を贈呈

小林誠司選手と立岡宗一郎選手が29日、茨城県常総市で行われた学童野球大会と、同市内にある、今年9月に豪雨被害を受けた同市立石下中学校を訪問しました。学童野球大会では、同市教育委員会に豪雨被害支援のための寄付金を贈るとともに、両選手が始球式を行いました。また、石下中学校では、被害のあとが残る校舎を回った後に、同校野球部の練習に参加しました。

 「報道やインターネットでは見ていたけれど、実際に足を運んだことはなかった。自分に何ができるのか、不安でした」と立岡選手が語っていたとおり、ジャイアンツの選手が豪雨被害の後に常総市を訪れるのは初めてのことでした。しかし、常総市の子どもたちはたくましく野球に取り組んでおり、元気いっぱいで2人を迎えてくれました。

 午前中に訪れた「常総市長旗争奪第18回常総市学童野球大会」は、豪雨被害の影響で開催が延期になり、予定より1か月遅れてこの日、開会式が行われました。ジャイアンツを代表して挨拶を行った小林選手は、「災害から町が少しずつ復旧して、こうして野球ができるようになったことを、とてもうれしく思います。最後まであきらめず、一生懸命かんばってください!」と、選手たちを激励しました。

 また、開会式の後には常総市教育委員会への寄付金の贈呈式が行われ、読売巨人軍が社会貢献プロジェクト「G hands」の取り組みとして行った「ヒーローズ プレート」のチャリティーオークションによる収益金のうち2,339,011円を、豪雨被害を受けた小中学校の体育用具購入に充てていただくために贈りました。

 両選手が行った始球式では、小林選手が投じたボールはストライクゾーンを外したものの、立岡選手は外角低めに決まる鋭いストレートを披露。会場をわかせました。

 午後は、石下中学校を訪問。まずは、豪雨被害のつめあとが残る校舎の状況について、同校の中澤千佳子教頭に説明を受け、その後に野球部の練習に参加しました。小林選手はバッテリー、立岡選手は野手の練習に分かれて指導を行い、最後に2人でバッティングのアドバイスを選手たちに贈りました。

 浸水のあとが残る校舎とグラウンドを回った両選手は「実際に見てみないとわからなかった。言葉にできない」と口をそろえ、まだ復旧の途中にあるということを再認識。一方で野球部のメンバーは、自分たちの手で整備し復旧させたグラウンドで、はつらつとしたプレーを披露していました。

 小林選手にキャッチングの指導を受けた2年生の中川朋彦さんは「ボールを捕る時にミットを動かさないように教えてもらいました。間近で見るプロ野球選手は、すごく格好よかった」と話し、立岡選手にバッティングの指導を受けた3年生の門井一斗さんは「インサイドからバットを出し、逆方向に回転のかかった打球を打つ意識を持つように教えてもらった」と、プロの打撃指導を受け笑顔を見せていました。

 訪問を終えた2人は、常総市の野球少年たちの姿に「こちらが逆にパワーをもらった」と大いに刺激を受けていました。小林選手は「これだけの被害があったにも関わらず、子どもたちは前を向いて野球に取り組んでいました。彼らに負けないように、覚悟を持って野球に臨みたいと思います」と今日の想いを来シーズンにつなげる意気込みを語り、立岡選手は「みんな本当に野球が好きなんだと思いました。こういう状況の中でも、夢中で野球をやっていた。野球に限った話ではないけれど、みんなには夢中になれるものに向かっていってほしい」と子供たちにエールを贈りました。

 大いに盛り上がった学童野球大会と石毛中学校の野球部。そして、大いに刺激を受けた小林選手と立岡選手。今日の出逢いは、野球少年たちにとってもジャイアンツにとっても、きっとプラスの力をもたらしてくれるように思います。

 常総市のみなさま、ありがとうございました。心より、御礼申し上げます。