手作りお餅に、G戦士も児童も満面の笑顔

2015.12.12

悪戦苦闘しながらも餅つきを行います
悪戦苦闘しながらも餅つきを行います

ジャイアンツの土田瑞起、大累進、鬼屋敷正人、河野元貴、辻東倫の若手5選手が12日、東京・稲城市の市立稲城第二小学校(植松辰夫校長、児童99人)で開催された「収穫祭」に参加し、児童たちと交流を深めました。
 

  食育に力を入れている同小学校は、40年前から地域の農家から提供を受けた水田で児童がもち米作りをする体験学習を行っており、20年前からは作ったもち米で餅をつき、それを味わう収穫祭を12月に実施、10年前からはジャイアンツ選手が参加するようになりました。もち米作りは地元の達人の助言を受けながら、モミまき、田植え、稲刈り、脱穀までを各学年で分担して実施、小学校を卒業するまでには、すべての過程を体験できるようになっています。


 この日は朝、収穫祭に先だって6年生と選手たちが赤組と白組に分かれてソフトボール大会を開催しました。5選手は男女の児童にキャッチボールの仕方やバッティングを手ほどきした後、5選手が赤組、白組に分かれて加わり、試合が行われました。ソフトボール未経験の児童もいて、最初はボールが手につかない場面もありましたが、ジャイアンツ選手の手ほどきで試合が進むにつれて、目に見えるほどに上達していきました。活躍が目立ったのは辻選手でした。赤組が1点リードされた満塁のチャンスにバッターボックスに立った辻選手は、バットを鋭く振りぬき、打球はレフト奥の立木の上を越える「逆転満塁場外ホームラン」。辻選手はチーム全員の出迎えを受けていました。また、大学ソフトボール部で活躍した荏原瞳教諭がマウンドに立ち、大累選手から空振り三振を奪う場面もあり、試合観戦の他学年児童から、歓声を浴びていました。試合は7-6で辻選手の赤組が勝ちました。試合前にあいさつした平田響君は「おじいちゃんが野球が好きで、僕もジャイアンツファンになった。今日は本当に楽しかった。ボールを打ったときの音が最高」と興奮気味でした。


 メーンともいえる餅つきは4年生担当。「想像以上に重い」(河野選手)という「きね」を持って各選手が餅つき、児童に手を添えてきねを振りおろしました。辻選手は臼の中の餅を返す役目も担当、「熱くて大変」と顔をしかめながらも、徐々につきあがっていく感触を楽しんでいました。選手たちの後には、地元の餅つき名人の男性が模範実技を披露、鬼屋敷選手は鋭い目で観察しながら、「うん、バックスイングが大事なんだな」とプロ野球選手らしい感想を漏らしていました。餅つきの横では、事前についておいた紅白の餅を丸める作業を2年生児童が体験、選手との共同作業はかないませんでしたが、作業終了後に選手と記念写真を撮って交流しました。この後、選手は4年生児童と教室でお楽しみタイム。椅子取りゲームの「何でもバスケット」や質問コーナーで楽しい時間を過ごしました。

 最後は体育館に全校児童、ジャイアンツ選手、教諭、協力してくれた地元の人たち全員が集まって、収穫祭の式典。児童の代表があいさつに立ち、体験から学んだ米作りの大切さ、難しさ、楽しさについて話し、地元の人たち、父兄、巨人選手へ感謝の言葉を述べました。

 そして、児童が一番楽しみにしていた「みんなで会食」。学年別に5つの組(3、4年は合同)に分かれて、5選手がそれぞれの組に入って餅を食べました。あんこ、きな粉、納豆、大根で4種類の味付けを加えたつきたてのお餅の味は絶品。1年生児童の組に入った土田選手は「むちゃくちゃにおいしいですよ」と子供たち以上の笑顔を見せて、次々に平らげ、子供たちとの話で盛り上がったいました。児童の中には13個も食べる子もいて、大食漢そろい(?)の選手も「信じられない」と口をあんぐりさせていました。


 会は、選手にお土産の餅を手渡して、お開きになりましたが、子供たちは選手のところに集まり、別れを惜しみ、「また来年も来てね」と声をかけていました。


 「収穫祭」への参加は、巨人二軍と地域のみなさんとの交流を目指す「GIIプロジェクト」、そして、巨人軍の社会貢献活動を進める「G handsプロジェクト」の一環として行われました。「選手、球団職員、そしてファンの皆様が手を取り合って、より良い社会を目指す「G handsプロジェクト」。今後も様々な活動を展開していきます。