巨人軍根津トレーナーが人命救助 川崎市高津消防署から感謝状

2016.07.04

 読売巨人軍の根津朋将(ねづ・ともまさ)トレーナー(37)が6月3日、川崎市高津区内の路上で倒れて心肺停止となった50代の男性を、自動体外式除細動器(AED)を使用するなどして救助しました。川崎市高津消防署から7月4日、迅速かつ適切な救命処置をしたとして、根津トレーナーに感謝状が贈られました。

 根津トレーナーは6月3日午前9時ごろ、高津区内の路上を歩いていた際に、前方に倒れている男性を発見しました。近づいて確認したところ、男性が呼びかけに応じず意識もなかったため、居合わせた通行人に119番通報と、現場近くにあるAEDを持って来てもらうように依頼しました。

その後、男性の心肺停止を確認したため、根津トレーナーは胸骨圧迫を開始。持ってきてもらったAEDパッドを男性に装着したところ、電気ショックの指示があったため、除細動を1回行うとともに胸骨圧迫を継続しました。

 間もなく男性に反応が表れ、呼びかけにも応じたので胸骨圧迫を中断し、気道確保をしながら救急隊が到着するまで救命活動を行いました。

 川崎市高津消防署の森下泰弘署長は「根津さんのAEDを使用した迅速適切な応急手当が、心肺停止状態の男性を社会復帰させるに至りました。知識を有していても、なかなか行動に移すことは難しいと思います。根津さんの勇気ある行動が素晴らしいと称えたい。消防署といたしましても、根津さんに続くような方、一人でも多くの市民救命士を養成するため、引き続き応急手当講習を実施してまいります」と講習の重要性を呼びかけました。

 根津トレーナーは「男性の方が助かり、社会復帰されたと聞き、本当にうれしく思います。今回、トレーナーという立場から得た経験やふだんからの意識も役に立ったとは思いますが、知識を得た方や、講習を受けた方なら誰でも出来る処置なので、是非機会があれば講習を受けてもらいたいと思います。僕がやったことは胸骨圧迫とAEDの使用で、そんなに難しいことをしたわけではありません。この行動でつながる命があることを知ってもらい、今回の報道が一次救命処置(BLS)の普及につながってほしいと思っています」と集まった報道陣に対し、一次救命処置の大切さをたくさんの人たちに知ってもらいたいと呼びかけていました。