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カリブ便り2019

カリブ便り~高田投手、最初の試練を見事クリア

 読売巨人軍がプエルトリコに選手を派遣するのは、2016年の高木勇人投手(2019年は西武)、平良拳太郎投手(現DeNA)、岡本和真選手の3人以来3年ぶりで、今回選ばれたのは右投手2人です。

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成田~米国~プエルトリコの"一人旅"を
経て無事、サンフアンに到着の高田投手


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成田空港でガッツポーズの古川、高田両投手

古川侑利(ふるかわ・ゆうり)、24歳、6年目、有田工高~楽天~巨人
高田萌生(たかた・ほうせい)、21歳、3年目、創志学園高~巨人

 また、引率として杉内俊哉二軍投手コーチ。通訳は私、国際部・スペイン語担当の早坂信博、私は3シーズンぶり5度目の参加ですが、他の3人は、カリブの地は初めてです。

 今回、私たちが参加するチームは、プエルトリコ島西端の都市マヤグエスを本拠地とするインディオス(英語ではインディアンス)と言い、巨人軍の派遣先球団としては4球団目となります。これまでは敵として戦ってきたマヤグエスには試合巧者の印象しかなく、我々の出発前に岡本選手が「今年はどこのチームですか」と聞いてきたので、「マヤグエスだよ」と答えると、「うわ、あの、めっちゃ強いとこっすか!」と当時を思い返していました。

 岡本選手らが派遣された2016年、我々はカロリーナというチームに所属したのですが、その時指揮をとっていたフェリシアーノ監督が、くしくも今回マヤグエスを率います。思えば、20歳そこそこの岡本選手を開幕スタメンからずっと使い続けてくれたフェリシアーノ監督は、初めからこの若武者のポテンシャルを見極めておられたんでしょうね。ところでこのフェリシアーノさん、今季MLBのシーズン中はエンゼルスの一塁ベースコーチをしていて、大谷翔平選手が出塁して塁上で防具を外す間、ずっとアップで映るもので、顔写真を見れば「あの人!」とお気づきになる方も多いと思います。

 さて、ここで少しプエルトリコ・ウインターリーグ情報を。今季は奇数で、5チームの構成です。

・インディオス・デ・マヤグエス(英語:インディアンス=インド人)
・アテニエンセス・デ・マナティ(英語:アーセニアン=アテナイ人、アテネ人)
・カングレヘロス・デ・サントゥルセ(英語:クラバーズ=カニ漁師)
・クリオージョス・デ・カグアス(英語:クレオールズ=西インド諸島近辺生まれの欧州人)
・ヒガンテス・デ・カロリーナ(英語:ジャイアンツ=巨人)

 チーム名は「愛称・デ・都市名(地区名)」となっています。この「カリブ便り」ではMLB風に、各チームは愛称ではなく都市名で表記することとします。

 また、マヤグエスからサンフアンへの行程を調べてみると、距離の短い北側ルートを通って157kmと算出されました。岡本選手がマヤグエスのことを「あのめっちゃ強い」と表現した時、実は「めっちゃ遠い」とも付け加えていたのでした。

 さて、今回は11月8日に成田空港にて、頑張ります、と挑戦を誓った2人でしたが、この後、高田投手だけが手続きが遅れて同じ飛行機に乗れず、杉内コーチ、古川投手、私の3人は後ろ髪を引かれる思いで一足先に成田を発ったのでした。さあ、誰の助けも借りずに独りで米国を経由してプエルトリコまで行けるのか。

 人生で海外旅行は、一昨年に三軍の台湾遠征に参加したのみの超初心者が、成田から一人でアトランタへ飛び、あの怖い米国の入国審査をくぐりぬけ、荷物をピックアップし、乗り継ぎカウンターで新しいボーディングパスをもらい荷物を再び預けて、サンフアン便の搭乗ゲートまでターミナルトレインで移動し、乗客も乗員も周りは外国人だけ、アナウンスも英語とスペイン語のみというローカル便に乗り込み、サンフアンへ着いたら荷物のピックアップ場所を自分で探す。ミッションは多い。……そしてそれを見事クリアした「主役」の笑顔が、一番最初の写真です!