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COLUMN
連載

カリブ便り2019

プエルトリコで最後の試合 高田投手が頑張りました!

 1か月半に及んだプエルトリコ滞在も、今夜が最後の試合。カリブの地で一回りも二回りも大きくなった21歳の若武者・高田萌生投手が先発しました。

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一回りも二回りも大きくなった高田投手


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試合に勝って最後のハイタッチ


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チームの裏方さんたちとも別れを惜しみました

 きょうの捕手は元メジャーのコーポラン選手。高田投手の初先発、初勝利、初完封をアシストした大ベテランです。対戦相手はマナティとゲーム差なしの最下位に沈んでいるカグアス。ただ、わがマヤグエスは、このカグアスが苦手なのです。高田投手もこれまで4度登板していますが、今季の自責点7のうち6がカグアス戦です。

 しかし、この日の高田投手は好調で、一回から三回までを完全に抑えました。打線も一回に2点を挙げて盛り立てます。ウハウハ気分でスコアを付けている私に杉内コーチが、「いや、この流れって意外に嫌な感じですよ」とポソリと言いました。

 悪い予感は的中。四回、高田投手は先頭の1番打者にセーフティーバントを決められると、2番打者の時に捕手が後逸、3番打者のゴロの間に走者は三塁へ。そして4番打者の犠牲フライであっという間に1点を失いました(自責点は0)。その後もストレートのフォアボールを2度出すなど、コントロールの不安定さが出始め、タイムリー二塁打を浴びて同点とされたところで、カンセル監督がピッチャー交代を告げました。

 きょうが最後の登板ということは皆が知っています。ベンチの選手たちは降板してきた高田投手をハイタッチやハグ、大きな拍手で迎えました。

 試合は、リリーフ陣が素晴らしい働きで相手打線を抑え、九回にコーポラン選手のタイムリーで勝ち越し。高田投手といつも球の握り方談議をしてくれていたニコラス・パディーヤ投手がきっちりと締めて勝利を収めました。

 勝利の喜びは、この日で日本に帰る我々への別れの挨拶をいっそう熱くさせたようでした。勝って帰るのと負けて帰るのでは大違いです。

 あす早朝の飛行機に遅れないように、今夜はホテルで寝ないで過ごすことになりそうです。皆さんがこれを読んでくださる頃にはもう成田に着いているかもしれません。

<高田投手の成績>
【本日】勝ち負けつかず
4回1/3 被安打2 失点2 自責点1 四球2 死球0 三振0 被本塁打0
【通算】1勝2敗 7試合 防御率2.00 WHIP1.14
36回 被安打25 失点11 自責点8 四球16 死球1 三振20 被本塁打1
※高田投手のレギュラーシーズン規定投球回到達は確定

〇高田投手コメント
「立ち上がりから飛ばし過ぎたというわけではないんですが、四回から五回にかけてコントロールを乱してしまったのは、こっちに来て取り組んでいるいろいろなことが思わぬ負荷になって身体に作用してしまっていたのかもしれません。自分の勝ちとか負けとかに関係なく、きょうはチームの勝利の輪に加われてうれしかったです」

○カンセル監督コメント
「本当に素晴らしい仕事でチームの力になってくれた。来年もぜひ頼むよ、と言いたいところだが、日本で上を目指して頑張ってもらわないとな」

○アルバラデホ投手コーチコメント
「最初は同僚、最後はコーチとして接したわけだけど、お前らホントにクレイジーなくらい素晴らしかったよ」

(読売巨人軍国際部・早坂信博)