GIANTS
YOMIURI GIANTS OFFICIAL WEBSITE

FOLLOW THE GIANTS

トップ  >  歴史と記録  >  GIANTS ニュース詳細

GIANTS ニュース

2010年12月

チーム

2010.12.16

抑えるだけがプロじゃなかった~星野真澄投手(育成ドラフト1位)

写真

 4月25日、緊張のプロ初登板


写真

 「制球プラス、得意球を身につけたい」

 育成選手として入団しましたが、開幕直前に支配下契約していただき、一軍の舞台で中継ぎとして34試合に登板しました。入団時に立てた目標が「今年中に支配下」だったので、そういう意味ではいい1年でした。

 プロに入って、キャンプ、オープン戦とやっていく中で、「意外に、ぼくでも出来るな」というのが、正直な感想でした。入団前は、もっと通用しない世界だと思っていましたから。コーチの指導を受けて股関節の使い方を学んだことで、投球時の体の使い方がよくなりました。ストレートも前に飛ばされずにファウルが取れるようになりました。

 最も緊張した試合は、「支配下登録へのテスト登板」と言われた、3月17日の広島とのオープン戦だと思われるかもしれませんが、やはり“プロ初登板”となった、4月25日の広島戦が一番でした。8対2とリードした9回からの登板でしたが、ブルペンで「次の回から行くぞ」とコーチに声をかけられた瞬間、足が震え出しました。水を飲んでもすぐに、のどがからから。それでも「打たれたらどうしよう」と考えたら、負けたも同然なので、「思い切り投げよう。震えてもいいや、狙うは捕手のミットだけ」と、自分に言い聞かせながらマウンドに向かいました。先頭打者は中堅フライ、次打者を四球で出しましたが、3人目は遊ゴロのゲッツーで試合終了。先輩たちから「ナイス、ピー」と言われて、ここから始まるんだな、と感激しました。

 しかし、プロは甘くありませんでした。100%の球を投げたはずなのに、一流と呼ばれる打者には簡単に打たれることがありました。それはショックが大きいですよ。例えば6月27日の横浜戦では、内川聖一選手に、絶対に打たれないと思っていた、内角高めのカットボールを弾丸ライナーでスタンドに運ばれました。あの瞬間の衝撃は、本当にものすごくて、正直、やばいと思いました。もちろん、あきらめたわけではありません。もっと力をつければ、何とかなるはず。コントロールの精度を上げて、プラス、何が来るかわかっていても、打たれない得意球を習得する。そうすれば内川選手クラスの打者でも、打ち取ることができると思います。

 それから考え方を変えること。アマチュアの時は、打者を抑えさえすれば勝てると考えていました。でも、プロで戦っていくために必要なのは、勝つための投球をすること。攻めるところは攻め、勝負しなくてもいいと判断した場面では四球も出す。そういう冷静さが必要だと気付かされました。来年はそのあたりを意識して、今年の久保さんや越智さんのような、終盤に投げる投手にきちっとつなげられるよう、確実で安定した投球をしていきたいです。そのために、オフもボールを握り続けます。

 星野投手のプロフィルはこちら