プロ野球選手

子どもの頃 「目指すはプロ野球選手」 小学5年生の時には 学校に登校する前の朝5時からの毎日練習を行った しかし 私はプロに入った瞬間に「達成感」を得てしまった これは最悪だった 本来であれば 入団=出発点が 入団=到達点になってしまった 当時 ジャイアンツのユニフォームを着ていれば二軍選手でもチヤホヤされた 勘違いして プロを目指して努力していた時代のガムシャラが消えていた ドラフト外で入団しエースまで登りつめた先輩がいる 休養日も練習をして 外出の際にはボールを肌身離さず持ち歩いていた ボールと指先の感触を大切にするために・・・ 休みの前日も夜の街に繰り出すことなく練習に明け暮れた先輩もいた 「遊んでこい  体調を崩してこい!」と心の中で叫びながらバットを振り続けたという ファーム時代には 何かを犠牲にしてやらなければならないことがたくさんある