始動~結団式~

 皆さまは「ジャイアンツジュニア」という小学生チームがあるのをご存じでしょうか。プロ野球12球団がそれぞれ小学5、6年生で編成されたジュニアチームを結成し、No.1を決める軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメント」(主催:日本野球機構=NPB)が毎年12月下旬に行われています。この大会にジャイアンツのチームとして出場するのが「ジャイアンツジュニア」です。

結団式でユニホームを手渡す加藤監督

 この取り組みは、NPBとプロ野球12球団が連携し、子供たちの「プロ野球への夢」実現を手助けしようと企画された大会で、今年で14回目を迎えます。2017年ドラフトまでに、本大会に出場経験のある30人の選手がプロ入りを果たしています。  ジャイアンツジュニアは2012年、2013年、2014年と3連覇しています。  ジャイアンツジュニアの選手は、読売巨人軍が主催する学童野球大会「ジャビットカップ」に加盟する東京都及び川崎市の各連盟とジャイアンツアカデミーから推薦を受けた、小学6年生107人から、打撃力、投力、守備力などの技術チェックをする選考会を突破した16人です。

決意表明する足立選手

 10月14日、ジャイアンツ球場で結団式を行い、いよいよ2018年のジャイアンツジュニアが始動しました。ジャイアンツOBで今年の監督を務める加藤健さんが「私自身、初めての監督でわくわくしています。16人の選手で競い合うようになりますが、みんなの居場所を見つけて、全員が活躍できるようにしていきたい」と選手に語りかけ、名前と背番号入りのユニホームが手渡すと、選手たちは喜びと緊張が入り混じった表情を見せていました。  選手を代表して足立然選手が「誇りと自覚を持って、ジュニアトーナメントを戦います。4年ぶりの優勝を目指して、一致団結して戦っていきます」と元気よく決意表明する姿は、とても頼もしく見えました。

初めての試合に臨むジャイアンツジュニア

 結団式後、「オール調布」を相手に初めての練習試合を行い、15対0と大勝。幸先の良いスタートを切ることができました。  今後12月末の大会に向けて練習や試合を重ね、どんなチームに成長していくのか楽しみです! 次回からは活動報告と、元気で個性的な選手たちの紹介をしていきますので、ぜひご覧ください。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・平岡政樹=読売巨人軍野球振興部)