選手紹介その4~俊足・上村選手と兄を超えろ・宇野選手

 ジャイアンツジュニアマネジャーの平岡政樹です。今回は、選手紹介第4弾と先週末に行われた練習試合とトレーニングの模様をお届けします。

 10日は川崎市宮前区の代表チームと練習試合を行い、午後はバッティングと走塁を中心に練習しました。  11日にはヤクルトジュニアと練習試合を2試合行い、第1試合ではガンダムこと渡辺暁斗選手の逆転満塁本塁打が飛び出し、8対3で勝利を収めました。第2試合は最終回に粘りを見せて3点を返したものの、相手投手陣に抑えられ、3対6で敗れました。これでヤクルトジュニア戦は通算2勝1敗となりました。  加藤健監督からは「自分でいろんなことに気付けるようになっていこう。次に起こりうるプレーを2つ、3つ考えよう。ベンチからも声を掛けて、(それを)1つでも増やせるようにしていこう」と準備の大切さやベンチワークについてアドバイスしました。

 ヤクルトジュニアとの練習試合はヤクルト戸田球場で行ったため、初めて人工芝でのプレーが経験できました。休憩時間にも加藤監督自らノックを打ち、選手たちは土と人工芝の違いを確認していました。  最後にポール間走と体幹トレーニングをして、一日を締めくくりました。私も体幹トレーニングを選手と一緒にしたのですが、現役時代は簡単にこなせたメニューも腹筋がつりそうに……。毎日の積み重ねの大切さと年齢を感じてしまいました。選手のみんなも週末の活動だけでなく、平日も個々に努力を積み重ねてほしいです。

 選手紹介第四弾の今回は、背番号0番上村晃平(かみむら・こうへい)選手、背番号7番宇野真仁朗(うの・しんじろう)選手です。

俊足自慢の上村選手

果敢に次の塁を狙います

 上村選手は内外野どこでも守れ、広い守備範囲と、相手チームに常にプレッシャーをかけ続ける俊足が魅力です。加藤監督や田中大二郎コーチからも自分で考えて、セフティーバントや盗塁にチャレンジするように指導されています。10日の走塁練習では盗塁を成功させようと果敢に挑戦しましたが、ジャイアンツアカデミーの北篤コーチと加藤監督の元プロバッテリーに刺され、かなり悔しがっていました。大会本番でも走りまくってチャンスを作ってほしいです。

宇野選手はバッティングに自信

兄を超える活躍に期待

 宇野選手のお兄さんはジャイアンツジュニアが3連覇を達成した時の選手でした。4年前にお兄さんについて球場へ来ていた宇野選手は、当時まだ野球チームに入っておらず、水泳やサッカーに取り組んでいました。それでも、休憩時間には私や田中コーチをつかまえてはキャッチボールの相手をさせていました(笑)。そんな宇野選手は夏に開催されたU-12に選出され、ジャイアンツジュニアにも選ばれました。もちろん目標はお兄さんと同じジュニアトーナメントでの優勝!! お兄さんに、追いつき、追い越せでこれから成長してもらいたいです。  また次回をお楽しみに。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・平岡政樹=読売巨人軍野球振興部)