ジュニアチームとの練習試合は連勝で勝ち納め

 ジャイアンツジュニアマネジャーの平岡政樹です。本番まであと10日、今回は、西武ライオンズ、ヤクルトスワローズ両ジュニアとの練習試合の模様をお届けします。

本番に向けての課題を伝える加藤監督

 先週末は15日に一本杉野球場(多摩市)で西武ライオンズジュニアと2試合、16日にはヤクルト戸田球場でヤクルトスワローズジュニアと1試合の練習試合を行いました。  西武ジュニアとの試合では、1試合目が8対3、2試合目も2対1とまたもジュニアチーム相手に連勝することができました。

応援用ののぼりが完成

 1試合目は森山竜之輔選手が3打数3安打2本塁打4打点と大当たり!! 投手は畠山将豪投手が味方のミスもあり、失点する場面もありましたが、大崩れすることなく、粘りのピッチングを披露。阿南徹コーチからも褒められていました。  2試合目は一転、投手戦となりました。先発の臼井良太投手が打たせて取るピッチングで4回1失点と好投、チームに流れを持ってきました。2番手は最近少し調子を落としがちだった佐々木正隆投手が復活の兆しを見せ、1回を無失点。最後はパワーピッチャー二ノ宮弘誠投手が2回を力投し、試合を締めくくりました。

声を張り上げ応援練習する保護者の方たち

 ヤクルトジュニアとの試合は、もともと2試合の予定でしたが、11月に行われた抽選会で本番でも対戦する組み合わせとなり、1試合に変更。本番まで2週間を切る直前での練習試合だったため、お互いどうしても本番での対戦を意識しての試合となりました。  10対9で勝利しましたが、試合終了後のミーティングでは、加藤健監督から「少年野球でもプロ野球でも点の取られ方はほとんど同じ。やっぱり四球やミスが絡んでいる。アウトが取れるところはしっかり取るように」と自身の長年の経験を選手たちに伝えていました。  この試合でジュニアチームとの試合は終了、通算10勝4敗1分けという結果になりました。しかし、歴代のジュニアチームを見てきた私からすると油断は大敵だと思います。札幌ドームでの試合は全くの別物。緊張で普段の半分の力も出せない選手もいます。また、今回勝ち越したことで気持ちに緩みが出ることもあります。相手チームももっと必死に戦ってくることでしょう。本番までのジャイアンツジュニアの活動も残り22、23日の2日間のみ。これからさらに心身ともにベストの状態の持っていきたいところです。

本番用のユニホームもりりしい選手たち

 この週末は本番用のユニホームが届き、ヤクルトジュニアとの練習試合でお披露目しました。選手達もまっさらなユニホームに袖を通して、気が引き締まっているように感じました。さらにそれぞれの選手ののぼりが完成して飾られ、保護者たちも声を張り上げ応援の練習をするなど、選手のプレーを後押ししてくれました。札幌でも熱い声援で選手にパワーを送ってくれることでしょう。  また次回をお楽しみに。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・平岡政樹=読売巨人軍野球振興部)