優勝逃すも成長見せた!

 ジャイアンツジュニアマネジャーの平岡政樹です。このコラムも最終回となります。良い報告をしたかったのですが、NPB12球団ジュニアトーナメントでジャイアンツジュニアは決勝トーナメントに進むことができませんでした。

チームにアドバイスを送る加藤監督と 田中大二郎コーチ

 グループリーグ初戦でヤクルトジュニアに2対3と惜敗。リーグ突破のために絶対負けられなくなった中日ジュニアとの試合では、9対0と六回コールドゲームで大勝し、1勝1敗と決勝トーナメント進出に望みをつなぎました。  しかし、ヤクルトジュニアが中日ジュニアにも勝って2勝としたため、ジャイアンツジュニアは決勝トーナメントに進むことができませんでした。リーグ戦とはいえ、負けが許されないこの大会の厳しさを改めて痛感しました。練習試合でもいい結果が出て挑んだ本番でしたが、やはり簡単には勝てませんでした。

解団式で選手にエールを送る加藤監督

 選手16人も12月26日に札幌に入ってから、今までの活動以上に全員でいる時間が長くなり、自主的にミーティングを開くなどの成長が見られました。また、2試合の中でも今まで加藤健監督やコーチに教わったことを随所に発揮してくれていました。札幌ドームで行われた解団式で、加藤監督が「ジャイアンツジュニアの活動は終わるけれど、みんなの野球はきょうから新たなスタート。この活動で学んだことを生かして、成長していってほしい」とエールを送りました。

空港では荷物を預けるのにもひと苦労

 私自身も初めてのマネジャーとしてチームを支えることの難しさを感じた活動期間でした。また来年もジュニアチームに関われる機会があれば、今回の経験を生かしたいです。  最後に、12月26日から29日まで選手16人を預かりましたが、小学生男子の集団に野球以外で大変疲れました(笑)。飛行機の乗り方やホテルでの生活の指導をしたり、ビュッフェで食べる量には驚いたり……。  羽田空港では荷物を預けるだけでも預け証のシールをうまくはれない子どもが続出。ホテルでは、注意していてもカードキーを部屋に残したままロックしてしまう。ある程度、予想はしていて、スペアキーは私が持っていたため、ホテルの方々には迷惑をかけずに済みました。

カニに夢中な子どもたち

 ビュッフェではなんと約1時間食べ続ける子もいました。カニが食べ放題ということもあり、ここぞとばかりにカニを食べ続け、締めにはソフトクリームを満足するまでおかわりしていました。もしかしたら今回の大会で一番上達したのは、カニの食べ方とソフトクリームの巻き方のような気がします……。  ビュッフェにはジャイアンツジュニアに限らず、どこのチームもテンションが上がりっぱなしでした。まだまだ小学6年生だから仕方ないですね。こういったところも含めて、もっと大人になった16人に東京ドームで会えることを楽しみにしています。  これまでコラムをお読みいただき、ありがとうございました。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・平岡政樹=読売巨人軍野球振興部)

16人の今後の成長にも期待