古川投手が7回を無失点、2勝目を挙げ最終登板を飾る

 古川侑利投手がプエルトリコ最後の登板となる20日、ホームでの対マナティ戦に先発、7回を無失点と見事なピッチングを見せ、打線も効率よく4点を挙げると、八、九回をリリーフ陣が抑え完封リレー、4対0と勝利し、古川投手は自身2勝目を挙げました。

カリブ最後のマウンドに上がった古川投手

 実は本日、ショックな出来事がありました。フェリシアーノ監督とブルゴス投手コーチが突然、解任されたのです。フェリシアーノさんは球場には姿を見せませんでしたが、ブルゴスさんはチームの仲間へのあいさつに来ておられ、古川投手と高田萌生投手の手を握り、これまでの素晴らしい仕事を称える言葉を伝えると、熱いハグで激励していました。お世話になったブルゴスさんのためにも良いピッチングを見せてやろうという気になったはずです。  試合中にもハプニングがありました。古川投手がマウンドにいる際、ささいなことによる味方の内野手と相手走者との小競り合いからの乱闘(殴り合いがあったので文字通りのそれ)が起きたのです。両軍に退場者が出て警告試合となるなど不穏な空気が流れました。  そんな背景がありましたが、古川投手は終始、集中力を殺がれることなく101球を投げ続け、今季一番の仕事を成し遂げました。最下位から少しずつ順位を上げてきているマナティを倒すことは、ものすごく大きな意味があったのです。

途中、乱闘もありましたが、集中 を切らさず7回無失点で勝利投手!

◯古川投手コメント  「ベテランのコーポラン捕手が球種をまんべんなく要求してくれたのが、リズム良く投げられたことにつながったのだと思います。こっちに来て握りを変えて試している球種もうまく決まり、その分、ストレートも生かせたと思いますし、目標にしていた2勝目も挙げることができ、とてもうれしいです」 <Yuri Furukawa> 【本日】勝利投手 7回 被安打5 失点0 自責点0 四球1 三振7 被本塁打0 【通算】2勝2敗 7試合 防御率2.04 WHIP1.05 35.1回 被安打28 失点9 自責点8 四球9 三振29 被本塁打1 ※古川のレギュラーシーズン規定投球回(25 3/5=チーム試合数32試合×0.8)は既に到達している

チームメートとハイタッチ

アルバラデホ新投手コーチ(元巨人)と