いきなりトラブル「選手が来ない……」

 いよいよマレーシアでの指導1日目です。が、いきなりのトラブル! 国内選抜の代表選手が来る予定が手続きのミスでほとんどの選手が来られなくなりました……。ということで、急きょ下は12歳の選抜代表選手、上は40歳の野球好きなおじさんという幅広いメンバーに(笑)。

青空のもと子どもから大人まで 一緒に野球を楽しみました

 この滞在中の指導場所は、マレーシアプトラ大学の敷地内にあるグラウンドです。通称UPMと呼ばれ、生徒数は約2万2千人。敷地も広く、スポーツはサッカー、ラグビーなども行われています。水泳の飛び込み施設ではオリンピアンも利用しているそうです。  さて、指導スタート予定は9時でしたが、参加者がいません……。上戸さんに「おそらく9時半くらいには集まります」と言われ待っていると、まさに9時半頃「さて、やりますか~」という雰囲気で少しずつ選手が集まりだしました。

アカデミーメソッドで投げ方の指導

 初めに日本でやっているウォーミングアップを軽めにやり、まずは未知数の実力を探るためにキャッチボールをしてもらいました。うれしいことに、みんなのびしろのある選手ばかり! その後はジャイアンツアカデミーのメソッドを取り入れながらのキャッチボールをやりました。初めは上半身に頼りがちな投げ方が多い印象だったのですが、アカデミーメソッド効果はすぐに現れ、いいフォームに。

いいフォームになりました!

 その後はペッパー、守備の基本練習やってからノックへ。マレーシアでは、野球ではなくソフトボールを小さい頃からやることが多く、捕球までの入り方、捕球などは基本を教えることですぐ身につきそうでした。

急きょ集まった本日の参加者たちと

 最後はバッティング練習。ここで大きな課題が1つ見つかりました。ソフトボールをずっとやっている影響で、多くの選手は近い距離からの速球に対応するため、テークバックがなくトップが小さいバッティングフォームだったのです。ボールを当てることはできても、強い打球はあまり打てない印象でした。そこで、「前へ上体を突っ込まず、軸足に体重をためた状態で打ちに行こう」と指導すると、力強い打球が増えてきました!

 初日、指導してみての課題はキャッチボールとバッティングです。今後の練習にわかったことを生かしていきたいと思います。また次回もお楽しみに♪