日本語が通じた? 真剣なまなざしの子どもたち

 エクアドルで2日目。平日で子どもたちは午前中、学校に通っているため、指導は午後から。朝はグアヤキル市内にあるセミナリオ公園(通称イグアナ公園)に行きました。

グラウンドにイグアナが生息!

 前日指導したグランドにもイグアナがたくさんいましたが、この公園では餌付けがされていて、イグアナに自由に触ることができるみたいです。僕は触ってはいませんが…(笑)  昼食は魚とタコのセビーチェというエクアドルの郷土料理をいただきました。色々な食材を組み合わせることができるようで、エビを勧められましたが、甲殻類アレルギーのため断念(泣)。少し酸っぱかったですが、おいしかったです。  食事の後、指導を行うグラウンドへ移動しました。参加者は30〜40人と聞いていましたが、実際は15人。最初にキャッチボールをする選手たちの動きを確認すると、やはり下半身が使えていなかったので、体重移動の練習をしました。すぐに効果が出て、その後のキャッチボールでは良いボールを投げていました。吸収の早い選手が多かったです。  その後は2人組のペッパー、ティーバッティング、そしてロングティー。最後に内野ノックを行いました。ペッパーの際、「投げたら腰を下ろしてすぐに守る形を作ろう」とアドバイスすると、その後のノックで捕る形がとても良くなっていました。しかし、スローイングは力任せに投げる選手が続出。足の運び方を教えると、力任せにならず相手の取りやすいところに投げられるようになりました。

ロングティー練習をする選手

 選手たちは僕の日本語が分からないはずなのに、教えるとうなずいています。「うまくなりたい」という意識が伝わってきました。練習後にジャイアンツのユニホームをプレゼントすると、日本語で「ありがとう」と言ってくれる選手もいました。とても充実感のある一日を過ごすことができました。  練習終了後には在エクアドル日本大使館の特命全権大使の首藤祐司さんや一等書記官の熊倉隆行さん、JICA、読売新聞の関係者の方々と会食をしました。エクアドルの歴史や野球の普及率など様々な話を聞くことができて、とても良い時間を過ごせました。  10日は朝からポルトビエホという町へ移動して指導となります。また良い指導ができるように頑張ります!

ノックする西村コーチ

プレゼントしたユニホームを着て記念撮影