チーム初勝利なるか!?~vs千葉ロッテジュニア~

 10日は台風の影響で予定されていた練習試合が中止となりましたが、11日は初のジュニアチームとの対戦として千葉ロッテマリーンズジュニアと2試合を行いました。

西村監督も一緒にトレーニング

 10日は急遽、室内練習場を確保して練習を行いました。わずか2時間の活動でしたが、選手たちは集中して取り組み、西村健太朗監督自らトレーニングを指導する場面もありました。選手たちは、前週に比べると打ち解け合い、会話が増えたように感じます。チーム内の仲の良さ、コミュニケーションの量は、試合の「ここぞ」という場面での強さに直結します。短い時間でしたが、集まって活動して良かったと思いました。  11日は、12月の大会で対戦する可能性もあるマリーンズジュニアとの試合です。1試合目の先発投手の笹崎昌久選手は、二回に連打を浴びてピンチを招くと、守備の乱れもあり、2失点。その直後の三回、笹崎選手自ら柵越え本塁打をライトへ放ち、同点とします。四回にも2点を加えて勝ち越しましたが、五回に守備の乱れから大量失点し、4対9で逆転負けを喫しました。

投手にコンバートされた小島選手

 2試合目の先発投手は小島豪選手。選手選考会では野手として選ばれましたが、西村健太朗監督が投手にコンバートした選手です。活動開始後に投手にコンバートされ、才能を発揮する選手は少なくありませんが、小島選手もその一人。投手経験はあるそうですが、普段のおとなしそうな感じからは想像できないようなボールをテンポよく投げ込み、マリーンズジュニア打線を無失点に抑えました。試合後は、「思ったよりうまくボールをコントロールできました。ただ、ランナーを出すと腕が振れない場面があったので、次回はそこを課題にしたいです」と振り返りました。  2番手としてマウンドに上がったのは、小杉山健投手。小島投手とは対照的に、所属チームでも投手として活躍している選手です。しなやかな肘の動きと指先でボールを弾く強さを兼ね備えており、ストレートで空振りを奪えるところが最大の魅力です。眼鏡をかけているのですが、飛んできた打球を捕球して送球するまでの間に眼鏡を直す余裕を見せ、ベンチの選手たちも大盛り上がりでした。  小杉山投手も無失点で、2対0で勝利。見事、チーム初勝利を飾りました。子どもたちのキャラクターが少しずつわかってきた2日間でした。

ストレートが武器の小杉山選手

 試合後、西村監督からは「きょうの試合は声が出ていて、とても充実した活動だった。ジュニアチームと対戦して気づいたこと、北之園コーチや芳川コーチが伝えたことをしっかり吸収して次の活動に生かしていきましょう」と声をかけました。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・金子大志=読売巨人軍野球振興部)