チームを優勝へ導く指導者陣~意気込みを語る~

 今回は、ジャイアンツジュニアの選手たちを指導する監督・コーチ3人を紹介します。いずれも、ジャイアンツアカデミーのコーチです。

選手に語りかける西村監督

 まず、西村健太朗監督はかつてのジャイアンツの「守護神」。ドラフト2位指名を受け、2004年に入団。2012年から抑えに転向し、スコット・マシソン投手、山口鉄也投手とともに必勝パターンの継投で2012~14年の3連覇に大きく貢献しました(僕は当時高校2年生でしたので、「スコット鉄太朗」と学校で話題になっていたのを覚えています)。  実は、ジャイアンツが3連覇した2012~14年はジャイアンツジュニアも3連覇しています。11月にチームが日本シリーズで優勝し、12月にジャイアンツジュニアが日本一を獲れるよう気を引き締めて頑張っていきたいですね。

内野手を指導する芳川コーチ

 そんな西村監督に意気込みを聞くと、「今年初めてジャイアンツジュニアの活動に携わり、監督を務めることとなりました。子どもたちのやる気に負けないように取り組んでいます。コロナの影響でなかなか大会が開催できない中、この大会は選ばれた6年生にとって大切な大会だと思っています。優勝を目指すとともに、子どもたちのレベルアップと様々な可能性を引き出せれば良いなと思っています。期間は短いですが自分自身もレベルアップできるように頑張ります」と語ってくれました。  監督の言うように子どもたちもこの大会にかけて一生懸命取り組んでくれていますので、今度は監督としてチームを優勝に導いてくれること間違いないでしょう。

試合後のミーティングで話す北之園コーチ

 今年初めてコーチを務める芳川庸コーチは、2012年から16年まで育成選手としてジャイアンツに在籍。本来は捕手ですが、イースタン・リーグ公式戦では内野手としても出場した経験があります。17年からジャイアンツアカデミーのコーチとなり、以前からジャイアンツジュニアのコーチを熱望していました。  芳川コーチは「私が培ってきた野球の技術と知識を伝えながら、未来ある選手たちの人間形成を目標に指導していきたいと思います。そして、チームとともに私自身が進化できるように頑張ります。まだまだ未熟な私ですが、選ばれた最高のメンバーとともに王座を目指します」と強い口調で意気込みを語りました。  昨年からジャイアンツジュニアのコーチを務める北之園隆生コーチは、2014年に育成選手として入団し、3年間外野手としてジャイアンツに在籍。17年からジャイアンツアカデミーのコーチを務めています。加藤健監督、山口鉄也投手コーチとともに指導した昨年は、残念ながら予選リーグ敗退。その悔しさを晴らすべく、今年もコーチとしてチームを支えます。  北之園コーチは「優勝という結果も求めますが、それだけではなく、中学生、高校生、社会人となっても自ら道を切り開いていけるように子どもたちが自ら考え判断し、行動できる力を身につけられるよう指導していきたいです。また子ども達とともに僕も成長できるよう頑張ります」と意気込みを語りました。  個性あふれるスタッフ陣で6年振り4回目の優勝を目指します。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・金子大志=読売巨人軍野球振興部)