選手紹介(3) 堅守、身体能力抜群、主将の3選手

今回は、藤田琥毅、小島豪、三澤響の3選手をご紹介します。

(左から)藤田、小島、三澤の各選手

■藤田琥毅選手(背番号0)

 守備に定評のある内野手。体は小さいですが、小学生離れしたグラブさばきで難しい打球も難なく処理します。捕りづらいボールが飛んできたときにボールから目を離し、体で止める選手がいますが、藤田選手は違います。しっかりとボールを最後まで見ているからこそ捕りづらいボールでもグローブに収め、ランナーにタッチしたり、素早く送球に移ったりすることができています。もちろん絶対に後ろに逸らしてはいけない場面もありますが、送球ミスをカバーできるという面で藤田選手は間違いなくチーム1の技術を持っています。また、15日の試合では、2試合で5安打と打撃も絶好調。内野手はレギュラー争いが熾烈なので、最後までアピールを続けていってほしいです。

華麗にさばく藤田選手

■小島豪選手(背番号7)

 現在、打撃絶好調の成長株。身体能力が抜群で、鋭い打球を広角に打ち分けます。15日の試合では高いレフトフェンス直撃の打球を放ち、チームを沸かせました。あまり器用なタイプではありませんが、ジャイアンツジュニアの一員となってから投手・三塁手・外野手など幅広いポジションを経験。地道にコツコツと積み重ね、やってきたこと、教わったことを着実に力にしていく選手ですので、毎週成長がうかがえます。活動当初から北之園隆生コーチに口酸っぱく言われている「打者によってポジションを変える」というテーマも少しずつできるようになりました。大会までにどこまで成長してチームを勝利に導いてくれるのか、目が離せません。

打撃絶好調の小島選手

■三澤響選手(背番号18)

 今年のジャイアンツジュニアチームの主将を務める選手。活動が始まって間もない頃、「僕がチームを引っ張ります」と自ら主将を志願し、就任が決定しました。恵まれた体からは、中学生顔負けの打球を放ちます。3日に行われた埼玉西武ライオンズジュニアとの試合では、ジュニアのホームランラインの70メートルをはるかに超える、90メートルのレフトフェンス上部直撃の本塁打を放ちました。しかし、ここまでの打率は2割台で本人はまだまだ不満そうな様子です。監督・コーチからは、バッターとしてだけでなく、主将としての期待もかかる三澤選手。いかにチームの勝利を第一に行動できるか、そこに今年のジャイアンツジュニアの命運がかかっているかもしれません。

ロングティーで遠くに飛ばす三澤選手

次回の更新もお楽しみに。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・金子大志=読売巨人軍野球振興部)