ジャイアンツジュニア本格始動 ヤクルトジュニアと練習試合

 今年のジャイアンツジュニアのメンバーは、歴代チーム初の女子選手1人を含む16人。9月5日に結団式を行い、数回の練習を経て、10月より本格的に練習試合がスタートしました。練習試合の相手は、東京ヤクルトスワローズジュニアです。

西村監督からユニホームを手渡しました

 試合前には、ジャイアンツOBの西村健太朗監督から、背番号入りのユニホームや帽子が選手ひとりひとりに手渡され、選手たちは早速憧れのジャイアンツのユニホームに袖を通していました。  練習試合の1試合目は乱打戦の末、10-20で敗れましたが、二回の攻撃ではヒットと四球で一挙5得点、五回には川越大暉選手が3点本塁打を放つなど手ごたえのある攻めでができていました。投げては先発の篠田健斗選手が四回まで被安打6、四死球1、失点4と粘り強い投球を見せました。

1試合目で5打点の川越選手

 2試合目は、ジャイアンツジュニア初の女子プレーヤー・濱嶋葵選手が先発登板しました。二回に一本被弾しましたが、物怖じすることなく打者に向かっていき、3イニングを投げ1失点。バランスの良いフォームから110キロを超える力強いボールを投げ込み、西村監督に「主戦投手として考えている」と言わせるほどの力を見せつけました。試合は日没のため四回途中で打ち切りとなりました。

1試合目に先発した篠田選手

 ジュニアチーム同士の練習試合は大会に参加する各チームのレベルを知る良い機会で、選手たちも、どれくらいの球を打たないといけないのか、投げないといけないのかを、肌で感じたことと思います。ヤクルトジュニアとは今後も対戦する機会がありますので、お互いレベルアップした状態で好ゲームができることを期待します。  また、それぞれの所属チームでは主力の選手たちですが、ジュニアチームに入ると避けられないのが“レギュラー争い”。選手同士で切磋琢磨して、お互いレベルアップできるように頑張ってほしいです。

2試合目に先発した濱嶋選手

 「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」は、日本野球機構とプロ野球12球団が連携し、子供たちの「プロ野球への夢」を手助けしようと企画された大会で、今年で17回目。ジャイアンツジュニアは2012~14年に3連覇しています。7年ぶりの優勝を目指すジャイアンツジュニア2021のメンバーは下記リンクをご覧ください。