試合を通じて課題と向き合う~自信をもって大会に臨むために~

 大会まであと2週間余り。11、12日の活動報告です。  11日は、相模原市相陽中、東海大静岡翔洋中と3チームで試合を行いました。両チームとも来春の全国大会出場を決めている強豪校です。

タイブレークで活躍の高橋選手

 1試合目の相陽中戦は、両チームの先発投手の好投で三回まで0対0。試合が動いたのは、四回表のジャイアンツジュニアの攻撃、一死から6番・今井幹太朗選手がヒットで出塁すると、DHの延末遵太選手がレフトへタイムリースリーべースを放ち、先制。その後も川越大暉選手、新井陸仁選手、島田晃輔選手のタイムリーなどで得点を重ねますが、投手陣が相陽中の強力なクリーンアップに捉えられ、試合は7対7の引き分けでした。  2試合目の翔洋中との試合は、足を絡めた攻撃の前に手も足も出ず、16対0で大敗しました。中学生との試合で力の差を見せつけられましたが、自分たちの取り組むべき課題ははっきりしているため、残りの期間でその課題を克服していけるよう頑張っていくしかありません。

西武戦でタイムリーを放った時津選手

 12日は、埼玉西武ライオンズジュニアと試合をしました。11月の試合で2敗していたため、大会までに手ごたえをつかもうと挑んだ試合でした。1試合目に先発したのは濱嶋葵選手。3イニングを投げ、被安打1の無失点に抑え、味方の援護を待ちます。四回表のジャイアンツジュニアの攻撃、1番・矢口翔大選手が死球で出塁し、すぐさま盗塁に成功すると、3番・大矢球道選手が詰まりながらもセンターに運び、先制。五回に7番・島田晃輔選手と8番・時津響選手の連打で2点目を奪うと、六回には再び大矢選手のタイムリーで3点目。濱嶋選手に代わって四回からマウンドに上がった篠田健斗選手は、ヒットを許すも味方の好守に助けられ、4イニング2失点と粘投し、3対2で勝利しました。

頼れる3番・大矢選手

 1試合目終了後、タイブレーク(七回終了して同点の場合に無死一,二塁から攻撃を始める特別ルール)の練習を1イニング行いました。1点を追う展開となった裏の攻撃では、代打の高橋颯選手がバントヒットを決め、同点。最後は1番・矢口選手の犠牲フライで勝利しました。2試合目も先制しましたが、相手の中軸に捉えられ、1対5で敗れました。  選手を代表して高橋颯選手と延末遵太選手にチームの仕上がりと本番に向けた意気込みを聞きました。  高橋選手「役割が明確になってきているので、場面に応じた働きができています。大会では、次のプレーの予測や準備、各ポジションの連携などの声が出ているかどうかが勝敗を分けると思うので、そこに取り組んでいきたいです」  延末選手「バッティングも守備も良い状態になってきていると思います。各ポジションの連携が残りの2週間で取り組むべき課題です。サインプレーや守備の連携など細かい部分が試合の勝敗を分けるので、期間は短いですが、そこに取り組んでいきたいです」  引き続き選手や活動の様子を紹介していきます。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・金子大志=読売巨人軍野球振興部)