7年振りの優勝へ ~チームの仕上がりは?~

 いよいよ来週から大会が始まります。今回は、チームの仕上がりについてご報告します。

入江選手の姿に笑い声も起きた

 チームはこれまで40試合の練習試合を行い、決めたテーマのもと、疾走感のある3か月を過ごしてきました。毎年のことですが、活動が始まったと思えばもう大会。あっという間でした。  各地区の選抜チーム、他球団のジュニアチーム、中学生などレベルの高いチームと試合をする中で、ジュニアトーナメントを勝ち進むレベル、取り組むべき課題が明確になりました。今年のチームのキーワードは、“準備”というだけあって、選手たちは打席に立つ前、ポジションにつく前など目をギラギラさせながら取り組んでいます。

好捕する島田選手

 18、19日は2日間とも練習を行いました。、各ポジションの連携を図るためのゲームノックでは、西村健太朗監督自らランナーとなり、より実戦に近い状況を作って練習していました。練習の最後には、アメリカンノックを実施し、西村監督や辻東倫コーチに伝えたいことを一言叫びながら全力でダッシュ。「初戦、先発で使って下さい!」「大好きです!」などと叫んで、辛い練習も笑顔で乗り切ることができました。  また、選手同士二人組で背中を合わせて腕を組み、互いに背負い合うストレッチの際は、170センチ・80キロと小学生離れした体格の入江諒太選手を誰も背負うことができませんでした。コーチとパートナーを組むことになりましたが、ようやく背負ってもらえてうれしそうな入江選手の姿に西村監督らから笑い声も起きていました。指導者と選手の距離が近いことも今年のチームの特徴の1つです。

延末選手は滑り込むも届かず

 今週末の最後の練習では、最終調整を行い、来週の大会に臨めるよう準備していきます。  2年連続でチームを牽引する西村監督は、「大会まで残りわずかとなり、僕自身不安と楽しみな気持ちが入り混じっています。昨年の経験を生かしてこの3か月間、選手たちと向き合うことができました。チームは尻上がりに調子を上げてきており、良い状態だと思います。この選手たちならやってくれると信じて、僕も最後まで一緒に戦います」  大会の試合結果は球団公式WEBサイト及びSNSに掲載します。ぜひご覧ください。 (ジャイアンツジュニアマネジャー・金子大志=読売巨人軍野球振興部)