「TOKYO GIANTS TOWN」構想について ―国内初、球場と水族館が一体化したスポーツとエンターテインメントの融合―

2023.1.25

チーム

 読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が、東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで計画している「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の構想が固まりました。読売新聞東京本社と読売巨人軍が進める新GIANTS球場の建設計画によみうりランドが新たに参画し、国内で初めてとなる水族館一体型の球場を建設するとともに、周辺に飲食・スポーツ関連施設などを設けることも計画しています。  読売ジャイアンツがかつて鍛錬の場にしていた多摩川グラウンドは、近隣の方々がふらりと立ち寄り、未来のスター選手に気軽に声をかけることができた集いと交流の場でした。東京ジャイアンツタウンは、そのようなジャイアンツの「心のふるさと」を再現・発展させます。ここに生きものたちの命を育て、次世代に伝える水族館を併設することで、新たな人の流れを創出し、地域にさらなる賑わいを生み出すことを目指します。そして遊園地、植物園、ゴルフ場、温浴施設など、よみうりランドの他のレジャー施設と一体となって、スポーツとエンターテインメントが融合した緑あふれるまちづくりに貢献したいと考えています。

■東京ジャイアンツタウンの全体像

 構想の中心となる新GIANTS球場は、関東平野を見渡す多摩丘陵の自然に溶け込む開放感あふれるスタジアムで、レフトスタンドの後方に、よみうりランドが手がける水中回廊を備えた本格的な水族館を併設します。芝生席が広がる外野席から、コンコースを通ってすぐ水族館へ行くことができ、国内初となる水族館一体型の球場です。  新GIANTS球場のオープンは2025年3月、水族館もあわせたグランドオープンは2026年度中の見通しです。飲食店やスポーツ関連施設も誘致予定です。

多摩丘陵の緑に溶け込む「東京ジャイアンツタウン」の全景 (イメージ)

〇所在地  東京都稲城市 (土地区画整理事業で開発中) 〇敷地面積 計約76,000㎡ 〇新規施設 ①新GIANTS球場 (下記に詳細) (メイングラウンド、サブグラウンド) ②水族館 (下記に詳細) ③スポーツ関連施設、飲食施設 ④駐車場(計600台) 〇総事業費 250億円以上 〇アクセス ・京王よみうりランド駅から徒歩約15分  (新宿・渋谷から計約45分) ・京王よみうりランド駅から新球場へのシャトルバスを運行予定 ・小田急読売ランド前駅と京王よみうりランド駅を結ぶ小田急の路線バスも利用できる予定

■新GIANTS球場の概要

 人工芝の野球場で、イースタン・リーグ公式戦と読売ジャイアンツの練習に活用するとともに、貸し球場としても大学・社会人や女子野球、高校野球の予選など様々なニーズに対応します。イースタン・リーグの公式戦は、よみうりランドに隣接する天然芝の読売ジャイアンツ球場と、人工芝の新GIANTS球場という特徴の異なる二つの球場で開催することになります。  かつての多摩川グラウンド (※)のように選手とファンの距離が近く、開放感のある芝生の外野席やカウンター席なども備えます。敷地の外からでもスタンドの賑わいを感じることができる設計にしており、試合や貸し出しのない日は場内を1周できるコンコースを一般に開放し、水族館のお客様だけでなく、近隣にお住まいの方々が気軽に立ち寄ることができる公園のような憩いの場とします。サブグラウンドは付近の幼稚園、保育園の散歩コースや運動会などにも開放し、お祭りやイベントなどコミュニティ形成の場としても活用する予定です。将来は、球団が子供たちに野球を指導する「ジャイアンツアカデミー」の拠点の一つとし、野球を通じた子供たちの健全育成に貢献します。 ※多摩川グラウンド……東京都大田区の多摩川河川敷にあった野球場。V9戦士が汗を流した「聖地」として知られたが、1998年に43年間の歴史に幕を閉じた。 〇オープン時期 2025年3月(予定) 〇施設規模 敷地面積 35,131㎡   建築面積 5,300㎡ 建物全体の延べ面積 7,670㎡ 地上3階建て、鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 中堅122m、両翼100m、人工芝 LEDナイター照明    収容人数 約2,700席 サブグラウンド 4,800㎡、人工芝

多摩川グラウンドのスピリットを受け継ぐ「新GIANTS球場」。左翼側に水族館が見える(イメージ)

◆読売ジャイアンツ球場……1985年に完成した読売ジャイアンツの練習球場。外野は天然芝で、スタンドの収容人数は約2600席。室内練習場やクラブハウスが併設され、2023年12月には新たに選手寮と最新の設備を備えたトレーニング棟も整備される。

読売ジャイアンツ球場

■水族館の概要

 多摩地区で唯一の内陸型水族館となり、テーマは「生きものが主役」「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」です。  多摩丘陵に大自然の海中環境を人工海水で再現し、大型水槽の中を人が歩ける水中回廊や、アシカなどの生態を間近で観察できるゾーンを設けます。生命の源である水が、川から海、浅瀬から深い海へとつながっていくストーリーを展開し、心に残る体験や感動をお届けします。  また、年間を通じて様々なイベントを展開する「企画展示ホール」を設けます。多摩川水系の展示にも注力し、地元の生態系を楽しく学べる場も提供します。学校などと連携し、子供たちに地域の自然や命について考えてもらう機会をつくります。  人工海水は最新の水処理設備で再利用し、給水及び排水量を最小限に抑えるほか、CO2の排出削減を図る設備設計なども進めます。  よみうりランドが運営を手がけ、「SDGs」(持続可能な開発目標)に貢献する水族館を目指します。 〇オープン時期 2026年度中(予定) 〇施設規模(予定)  施設面積 8,600㎡(延床面積+屋外面積)  地上3階・地下1階

海の中を歩いているような体験ができる水中回廊(イメージ)

■東京ジャイアンツタウンの周辺施設

・よみうりランド遊園地 ・読売ジャイアンツ球場 ・フラワーパーク「HANA・BIYORI」 ・新温浴施設(2024年3月オープン予定) ・よみうりゴルフ倶楽部、東京よみうりカントリークラブ

新たな賑わいの拠点となる「東京ジャイアンツタウン」。よみうりランド遊園地など周囲にも魅力的な施設がそろい、誰もが1日中楽しめる