女子チームが初の対外試合、「GIANTS」のユニホームで躍動!

2023.3.1

女子野球

 今年から本格始動する読売ジャイアンツ女子チーム初の対外試合となる、ゴールドジム女子硬式野球部とのオープン戦(練習試合)が1日、駒沢オリンピック公園硬式野球場で行われました。スタンドには約200人の来場者が観戦する中、選手たちは緊張しながらもハッスルプレーを見せて12対1で勝ちました。  金満梨々那キャプテンが「試合が出来ることに感謝しよう。さあ、行こう!」と声をかけて士気を高めプレーボール。直後に先頭の田中美羽選手が「ジャイアンツの初試合で、先攻の1番打者でチーム初ヒットを自分が打ってやろうと思っていた」と左翼線を破る二塁打。田中選手はこの試合で4打数3安打2盗塁の活躍を見せ、宮本和知監督に「彼女を一番に置いたのが今日の勝因」と言わしめました。  序盤は選手たちに緊張が感じられましたが、1点先制された直後の二回、二死二塁から大沼咲貴選手の右前打で二塁走者の長田朱也香選手が生還し同点。五回には一死満塁で金満選手の2点二塁打で勝ち越した後、5安打3四球などでこの回一挙に11点を奪い、試合を決めました。  先発・清水美佑投手は初回に1点を許したものの、二回は本来の投球を取り戻して2三振を奪いました。以降、小野寺佳奈、村川祐月、島野愛友利の3投手が無失点でつなぎ、相手の反撃を許しませんでした。  試合後、宮本和知監督は「私も久しぶりの実戦で緊張したが、選手たちもやらなきゃ、勝たなきゃと固くなっていた。これがGIANTSという(ユニホームの)文字のプレッシャー」と振り返り、「平日にも関わらず、大勢の方が観戦に来られていた。女子野球の素晴らしさは、元気の良さ。その魅力を伝えていきたい」と話しました。金満キャプテンも「このユニホームを着て試合をやるのは初めてで、重みを感じましたが、チームの明るさで吹き飛ばしました」とほっとした表情を見せていました。3月17日には初の公式戦を迎えますが、清水投手は「このユニホームで公式戦に出るからには、しっかり万全の状態で臨みたいです」と意気込みました。

同点の5回一死満塁、金満選手が決勝二塁打
2回、大沼選手の右前打で二塁から長田選手が同点のホームイン、チーム初得点
初回、先頭打者の田中選手がチーム初安打の二塁打
2回1失点の先発・清水投手
スタンドにはたくさんの観客が来てくれました
観客に手を振る宮本監督
試合後、ゴールドジムの選手たちと記念撮影