今村投手が都内児童養護施設へランドセルを寄贈

2023.3.21

社会貢献

 今村信貴投手が21日、自身が支援する「今村ランドセル基金」の一環として、今春小学校へ入学する都内養護施設の新1年生らを東京ドームの試合に招待し、ランドセルの贈呈式を行いました。    「今村ランドセル基金」は、昨シーズン限りで現役を引退した内海哲也投手(現西武ライオンズ投手コーチ)が行っていた「ランドセル基金」の活動を引き継ぎ、2019年シーズンから始めた支援活動です。「東京善意銀行」(社会福祉法人東京都社会福祉協議会)を通じ、過去3年間で55個のランドセルを東京都内や、自身の出身地である大阪府柏原市の児童養護施設などへ贈ってきました。4年目の今年は、ランドセル30個を都内の児童養護施設で暮らす新1年生に贈りました。過去2年間は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、オンラインでの交流となりましたが、今年は約3年ぶりに子供たちに会い、ランドセルを直接手渡しすることができました。  練習を終えた今村投手が会場に現れると、子供たちは「わー大きい!」「何センチあるの」とびっくりした表情で見上げていました。贈呈式では、名前を呼ばれた子どもたちが元気よく前へ進み、今村投手から「おめでとう。良かったね」とランドセルを手渡され、「みんな4月から1年生だね。友達をたくさん作って、勉強も頑張って、楽しい小学校生活を送ってください」と一人一人にお祝いのメッセージを贈りました。    質問コーナーでは、女の子から「好きな食べ物は何ですか」と聞かれ、今村投手が「お寿司。特にまぐろが好きかな」と答えると、女の子は「私も同じ!」と大きな声で返しました。男の子からは「僕はハンバーグが好き」との声が上がり、今村投手は「僕もハンバーグは好きだよ。デミグラスソース味が大好き」と話すと、会場に子どもたちの笑い声が響き渡りました。    スミレ色のランドセルを贈られた女の子は「今村投手、素敵な色のランドセルをありがとう。4月になったらこのランドセルを背負って小学校へ行っていっぱい友達を作ります」と話し、目を輝かせていました。

■今村投手のコメント

 「3年ぶりに直接子供たちの笑顔が見られて嬉しかったです。昨年限りで現役を引退された内海さんの引退式に、初めてランドセルを贈った子どもが大きくなって花束を渡しているシーンがありました。本当に感動して、僕もいつか現役を離れる時に、この子たちが会いに来てくれたら最高だなと思いました。今年もしっかり成績を残し、養護施設に入所している子供たちへ、ひとつでも多くのランドセルを届けられるよう腕を振り続けます」

笑顔でハイタッチ
今村投手からランドセルのプレゼント
サイン色紙もプレゼント
打撃練習を見学しました

◇社会福祉法人東京都社会福祉協議会「東京善意銀行」

 東京善意銀行は都民・企業・団体の皆さんの「世の中の役に立ちたい、困っている人の支援をしたい」という善意を生かすために1964年10月から活動を始め、現金や物品、催物の招待券などの寄附を施設の希望に合うように配分しています。