ジャイアンツアカデミーの2023年度の入校式と22年度の修了式が29日、東京ドームで行われ、参加した児童たちがアカデミーコーチ、来賓、保護者から祝福を受けました。

　入校式にはジャイアンツアカデミー、メソッドスクールのシミズオクトベースボールアカデミー、世田谷ベースボールアカデミーの児童計約470人が出席しました。 　 　読売巨人軍の今村司社長は「皆さんはWBCを見ましたか。ここ東京ドームはその試合が行われ、大谷選手やダルビッシュ選手がプレーしたところです。皆さんも充実した素晴らしいアカデミー生活を過ごしてください。皆さんの輝かしい未来を巨人軍が精いっぱいサポートすることをお約束します」と激励しました。 　 　この日は欠席となったジャイアンツアカデミーの宮本和知校長はビデオで登場。「入校おめでとうございます。皆さんをお待ちしておりました。これから野球というスポーツに出会って、ジャイアンツアカデミーで基礎をしっかりと学んでください」とメッセージを贈りました。 　 　入校生を代表して、4月から杉並下高井戸ベースボールアカデミーに通う新５年生の加藤記帆さんがあいさつ。「私は父と兄の影響で小学1年生から野球チームに入り、今はキャッチャーをやっています。杉並区の女子チームでも活動しており、女子野球を盛り上げていきたいです。思い切り野球ができることに感謝しながら、ジャイアンツアカデミーの仲間と一緒にグラウンドでプレーする日を楽しみにしています」と期待を込めて話しました。

　一方、入校式の後に行われた修了式には、6年生約160人が出席。今村社長は「WBCで日本は世界一を奪回しました。この野球という素晴らしいスポーツ文化を一緒に盛り上げていきましょう。そしてジャイアンツに入り、WBCで世界に羽ばたいてください」と激励しました。 　宮本校長はビデオを通じて、「長い期間ジャイアンツアカデミーで野球の基礎をしっかり学んだと思います。必ずこれからの野球人生に生きてきます。これから中学、高校、大学、社会人、そしてプロと、毎日基礎をしっかりやっていけば、夢に近づくと思います。将来ジャイアンツのユニホームを着たみんなにお会いしたいです。修了おめでとうございます」とお祝いを述べました。 　6年生を代表してあいさつしたのは、港麻布スクールの大野陽向君。「僕のこれまでの人生はほとんど野球が占めています。3歳でお父さんとキャッチボールを始め、5歳でアカデミーに、そして7歳で地元のチームに入りました。コロナで野球ができないときは、自分にとって野球がどれだけ大切なものか改めて感じました。野球の楽しさを教えてくれたアカデミーのコーチや家族への感謝を忘れず、これからも努力を続け、必ずプロ野球選手として東京ドームに帰ってきます」と力強く抱負を語りました。