「JERA セントラル・リーグ公式戦 2023」の開幕戦となる巨人対中日戦が、31日夜に東京ドームでプレーボールとなりました。今季からトランペット演奏などの鳴り物応援が4シーズンぶりに再開され、スタンドからは試合開始直後から、熱い声援が選手たちに送られました。 　試合前には巨大ビジョンやレーザー、音楽などを生かした華やかな開幕セレモニーが行われました。国歌独唱では、歌手のクリス・ハートさんが美しい歌声を響かせました。クリスさんは「プレッシャーを感じましたが、帰化して日本国籍になって、チャンスをもらえて光栄です。日本のプライド、感謝の気持ちを伝えられて良かったです。（ジャイアンツへのエールは）絶対勝つ！頑張って下さい！」と感想を述べました。 　始球式では女優の橋本環奈さんが、背番号「24」のユニホーム姿で登場、大きく振りかぶって投げたボールは一塁側にそれましたが、スタンドから拍手を受けて笑顔を見せました。橋本さんは「これだけ練習したのに左にそれてしまいました。でも、どんな球でも全力で投げたので100点をつけたいです。2020年に始球式のお話をいただきましたがコロナ禍のため実現しませんでした。今日、再チャレンジできて本当にうれしいです。開幕戦の熱量は本当に素晴らしいですし、お客さんの数に感動しています」とコメントしました。 　またこの日、長嶋茂雄終身名誉監督が東京ドームを訪れて観戦。試合前には原監督をはじめWBC世界一メンバーの岡本和真、大城卓三、大勢、戸郷翔征各選手へ労いと激励の言葉を贈りました。長嶋名誉監督のコメントは以下の通りです。 　「WBCは毎日、テレビを見て応援していました。侍ジャパンの世界一には本当に感動させられました。待ちに待ったセ・リーグが今日開幕します。WBCで活躍したジャイアンツのメンバーが中心となって今年はジャイアンツが優勝してくれると信じています。 たくさんのファンの方の声援を力に変えてぜひとも奪回してもらいたいです」 。