丸選手が食事支援活動で交流~「丸メシプロジェクト」

2023.12.3

社会貢献

 丸佳浩選手が3日、東京都内の生活困窮世帯の子どもたちに食事支援を行う「丸メシプロジェクト」の一環として、都内の中高生向け居場所施設を訪問しました。  丸選手は2021年に認定NPO法人カタリバの協力を得てこのプロジェクトを立ち上げ、11月に行われた「ジャイアンツ・ファンフェスタ2023」内での贈呈式で、今季の「公式戦で記録した安打数と四死球数の合計数×1万円」の数字と同じ136万円をカタリバに寄付していました。    昨年に続き施設を訪れた丸選手は、利用者の中高生や施設の卒業生らと一緒に食事を共にし、生徒たちからの質問に答えたり悩みを聞いたりするなどして、充実したひとときを過ごしました。  この施設では月に一度「丸選手ディナーの日」として、丸選手がプレゼントした橙魂ユニフォームをスタッフが着用して、肉を中心とした「特別メニュー」が振舞われています。この日は丸選手が来所するということで、「私も食事作りをしたい」と立候補した女子中学生が朝から昼食を仕込み、丸選手も野菜を切るなどのお手伝い。出来上がったハンバーグを口にした丸選手が「とっても美味しいよ」と感想を伝えると、嬉しさのあまり涙を流すシーンも見られました。    質問コーナーでは、丸選手が、生徒たちの悩みに親身になって答えました。  「夢を見つけるにはどうしたいいですか?」の問いに「まだみんなくらいの年齢では、なりたい自分や夢が見つからないのは当然のこと。その夢が将来見つかった時のために今はその準備段階だと思う。一日一日を大切に生きてください」と優しく諭しました。  交流を終えた丸選手は「昨年に引き続き2回目の訪問となりましたが、子どもたちの笑顔にたくさんパワーをもらえました。いま一番楽しいことは何?と聞いて、『この施設に来て仲間に会えることが一番です』と答えた男子中学生の言葉がとても印象的でした。これからの人生で助けになるのは友達だし、そのような仲間をたくさん作ってほしいと思いました。この施設に通う子どもたちがもっと笑顔でお腹いっぱい食べてもらえるよう、来年もバットを振り続けます」と話しました。

質問コーナー
料理のお手伝い
卒業生と

 ※許可を得た卒業生のみ、顔出ししています  カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も未来を自らつくりだす意欲と創造性を育むことができる社会を目指して活動している教育NPOです。学びの場や居場所、困窮世帯の子どもに対する支援など、社会の変化に応じてさまざまな教育活動を展開しており、その活動を丸選手が後押しします。