脇谷選手がファーム日本選手権で胴上げ

2018.10.6

ファーム

 今シーズン限りでの引退を表明した脇谷亮太選手が、6日にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で行われたファーム日本選手権に出場し、試合後には選手たちに胴上げされました。  スタンドでは故郷の大分県から駆けつけた両親ら家族が見守る中、九回一死走者なしの場面で代打でコールされると、大きな拍手がわき上がりました。巨人軍ベンチからも1球ごとに「ワキさん、行け!」と後輩たちが熱い声援を送る中、5球目を打って一塁ゴロ。全速力で一塁を駆け抜けると、スタンドに向かって帽子を取って一礼し、ベンチ前で出迎えた川相昌弘二軍監督やナイン一人ひとりと握手を交わす表情は笑顔ながらも目が赤くなっていました。  試合後には選手たちから、背番号にちなんで12回胴上げされました。脇谷選手は「ヒットを打ちたかったのですが詰まってしまい、改めて野球は難しいと思いました。小学生で野球を始めて30年間、毎日練習して真剣勝負して、良かったり悪かったりの繰り返しでしたが、それがなくなるのはさびしいです。今年1年間いっしょにやってきた後輩たちに胴上げされたのはとてもありがたく、幸せな野球人生でした。若い選手たちには、もっとどん欲に野球に取り組んでほしい、毎日の積み重ねが大事だよという2つを伝えたいです」と話していました。

選手たちから胴上げされる脇谷選手
九回に代打で出場して一塁ゴロ
スタンドのファンに手を上げて応えていました