読売ジャイアンツ女子チームの創設について

2021.12.8

女子野球

 読売巨人軍は、2023年初頭からの活動を目指し、女子硬式野球チーム創設に向けた取り組みを始めます。  国内の女子野球はこの数年で競技人口が6000人以上増え、現在、全国で約100の高校、大学、クラブチームの硬式野球チームが活動しています。競技レベルも年々向上し、2021年8月には「全国高等学校女子硬式野球選手権大会(決勝)」が阪神甲子園球場で初めて開催されるなど、社会的な関心も高まっていることから、長く日本のプロ野球をリードしてきた当球団として、より高いレベルを目指す女子野球選手がトップアスリートとして活躍できるよう女子硬式野球チームを創設することにしました。  すでに2022年3月に卒業予定の有望な女子野球選手4人(大学生2人、高校生2人)との契約を内定しており、この4選手を一期生として、コーチングスタッフらとともに、読売ジャイアンツと同様、「常勝」を目指せる女子チームを作り上げてまいります。  4人の女子野球選手と今後の活動予定は以下の通りです。初代監督・コーチングスタッフやトライアウトの概要については、後日発表します。 【2022年契約内定選手】 ※東京都内の小学生・未就学児を対象にした「ジャイアンツアカデミー」のコーチとしても活動します。 (1)島野 愛友利(しまの・あゆり) /投手・内野手 /右投左打 /背番号89 経歴:西ファイターズ~大淀ボーイズ~神戸弘陵学園高等学校 実績:2018年ジャイアンツカップ優勝(大淀ボーイズ)。エースとして活躍し、決勝戦@東京ドームで初の女性胴上げ投手。2021年全国高等学校女子硬式野球選手権大会 優勝(神戸弘陵学園高等学校) 特徴:しなやかなフォームから繰り出される最速123キロの直球に、ブレーキの利いたカーブとチェンジアップを織り交ぜた精度の高いピッチングが特徴。打撃でもクリーンアップを打つなど、攻守にわたってセンスあふれる選手。 (2)金満 梨々那(かねみつ・りりな) /捕手 /右投右打 /背番号21 経歴:葉山巨人軍~オール京急~開志学園高等学校~平成国際大学 実績:2017年・第1回BFA女子野球アジアカップに侍ジャパン女子代表(U18マドンナジャパン)として出場。捕手として最優秀守備選手に選出。2021年・第11回全国大学女子硬式野球選手権大会 準優勝(平成国際大学) 特徴:強肩、強打に加え、素早いフットワークと正確なキャッチングが武器の大学No.1捕手。大学では4番・捕手・キャプテンとまさに大黒柱の存在で、今年9月の大学選手権ではチームを準優勝に導いた。そのキャプテンシーにも期待がかかる選手。 (3)吉安 清(よしやす・せい) /投手 /右投左打 /背番号18 経歴:平田今尾クラブ~大垣ボーイズ~至学館高等学校 特徴:最速127キロの直球に、落差のある縦のカーブで三振をとりにいく投球スタイル。その奪三振の多さにネット上でも「愛知のドクターK」として話題に。高校No.1投手として、スケールの大きい選手への成長を期待。 (4)山下 陽夏(やました・はるか) /外野手 /右投左打 /背番号7 経歴:八王子リトルリーグ~内出中学校(ソフトボール)~蒲田女子高等学校~大阪体育大学 実績:2021年・第11回全国大学女子硬式野球選手権大会 優勝(大阪体育大学)。 特徴:大学選手権優勝チームの4番打者。長打力が最大の長所で、力強いスイングから放たれる打球は、両翼95mの大学練習場では柵越えも。右翼手としては素早いチャージと正確な送球で「ライトゴロ」を成立させるなど守備力も高い選手。 【今後の主な活動スケジュール想定】 2022年2月 2022年春季キャンプへの参加、野球教室の開催@宮崎・沖縄 2022年4~9月 トライアウト等チーム編成、大会後援等の女子野球支援活動、野球教室等 2022年9~10月 合格者での合同練習会、チーム始動に向けた準備 2022年11月 ジャイアンツファンフェスタ=女子チーム入団選手発表 2023年~ ジャイアンツ女子チーム始動。「全日本女子硬式野球クラブ連盟」及び「関東女子硬式野球連盟」に所属。ヴィーナスリーグ(関東女子硬式野球連盟主催、巨人軍など後援)に参加。各種大会参加、関東圏チームとの練習試合、NPB保有女子チームとの対戦等

一期生となる4選手
原監督から激励を受けました