活動報告、選手紹介~ジャイアンツジュニア活動記2023③

2023.10.26

野球大会・教室

~活動報告~

 活動記➁以降の報告です。

チームを率いる甲斐選手(左端)

 10月14日に、横浜DeNAベイスターズジュニアと練習試合を行いました。  1試合目。ジャイアンツジュニアは1点を追う五回、堀之内選手の中前打でチャンスを作ると、藤森一生選手の2点本塁打で逆転に成功。先発は寺田選手で薄田選手に継投。3点を失ったものの粘り強く投げ、4-3で勝利しました。  2試合目。ジャイアンツジュニアは0―0で迎えた四回一死一、三塁で6番・薄田選手の中前適時打で得点。投手陣は、藤森一生―山口―関と3選手をつなぐ完封リレーを見せ、1-0で連勝しました。  最後に、ジャイアンツジュニアのキャプテンが西村監督から発表されました。  初回の活動の際に6選手がキャプテンに立候補していて、これまでは交代しながらキャプテンを務めてきました。その中から選ばれたのは、甲斐雄大選手(背番号9)でした。  甲斐選手は、試合では誰よりも声を出し、率先して周りに指示を出すなどチームをまとめてくれました。これらの言動が認められ、2023年のキャプテンに決まりました。甲斐キャプテンは全員の前で「大会で日本一になって、キャプテンインタビューを受けるのが目標です。優勝しましょう!」と意気込みを述べました。

ベイスターズ戦で5打数4安打の活躍を見せた薄田選手
先発した寺田選手

 21日は、千葉ロッテマリーンズジュニアと練習試合を2試合行い、結果は2試合とも引き分けでした。  1試合目。ジャイアンツジュニアは7番・鈴木選手、9番・橘選手の安打などで二死満塁のチャンスを作るも1本が出ず四回まで無得点。五回に相手のミスも絡んで得点したものの、六回に内野ゴロの間に1点を取り返され、1-1の引き分けに終わりました。  2試合目。ジャイアンツジュニアは1点を追う四回、3番・橘選手の右前打でチャンスを作ると、二死一、二塁から7番・小橋選手の適時打で同点に追いつきました。五回には1番・藤森輝選手が四球で出塁するとすぐさま盗塁。続く2番・青木選手も四球を選びチャンスを作ったものの、得点できませんでした。投手陣は2番手の原選手が四回から登板、粘り強い投球で無失点に抑え、2試合目も1-1の引き分けでした。

マウンドに集まる選手たち
四球を選んだ青木選手

 10月26日現在で、11試合を戦い成績は、9勝2敗2分けです。  チーム結成から約1か月が経ち、選手同士の笑顔や会話も増え、一人ひとりの性格や特徴も見え始めてきました。大会まで残り2か月。悔いの残らないように1試合1試合を大事にしてほしいものです。  22日の活動後、西村監督は「これまで多くのことを指導されてきたと思います。ノートを見返して、何度も同じことを言われないようにしていこう。試合では、結果が出なくても失敗しても、選ばれた16人なので堂々としよう。一喜一憂するのではなく、どう対応していくかが大切。最後に笑って終われるようにこれからも頑張っていこう」とこれまでの活動を振り返り、選手たちを鼓舞しました。

~選手紹介~

◆尾花 緋肢(おばな・あかし) 背番号6  守備力抜群の内野手。やわらかいグラブさばきで、難しいバウンドでも難なく捕球し、難しい体勢からでも器用に送球する柔軟さが武器。打撃では、追い込まれても簡単に三振せず、コンタクト力に優れています。大会では、ピンチの場面でチームを救ってくれるでしょう。  「守備で活躍できるように、そして1本でも多くヒットを打てるように頑張ります」

守備につく尾花選手

◆藤森 輝(ふじもり・ひかる) 背番号7  足を生かした広範囲の守備力と走塁が魅力の外野手。所属チームでは1番打者で出場し、今夏全国ベスト4に導きました。打撃では、小技もできる器用さを持っています。大会では、全国大会に出場した経験を武器に、得点に絡んでくるでしょう。  「打撃、と守備どちらでもアピールし、声でチームを引っ張っていきます」

盗塁を決める藤森選手

◆関 蓮太郎(せき・れんたろう) 背番号8  攻守ともにチームの軸となる選手。主に捕手で出場し、遠投85メートルの強肩を生かした送球が武器。走者が出ても走らせません。打撃ではチームトップの長打力を誇ります。大会では勝利への道を切り開く選手になっているでしょう  「捕手として、チームをまとめられるように、皆に積極的に声をかけていきます」

打席に入る関選手

◆甲斐 雄大(かい・ゆうだい) 背番号9  恵まれた体格を活かした肩と走力が魅力で、チームの大黒柱となることでしょう。勢いのある速球は空振りを奪う場面が多く、打者を圧倒できる投球が持ち味です。課題となる下半身は監督、コーチが指導中で、さらなる成長が見込めます。  「持ち味のフルスイングでヒットを打っていきます。キャプテンとして、皆がいい雰囲気で試合ができるように心がけていきます」

ダイナミックなフォームの甲斐選手