活動報告、選手紹介~ジャイアンツジュニア活動記2023④

2023.11.9

野球大会・教室

~活動報告~

 10月29日に、駿台学園中と練習試合を特別ルールの9イニングで行いました。  ジャイアンツジュニアは2点を追う二回、藤森一生選手が中越えの本塁打を放ち1点を挙げましたが、それ以外は、中学生の直球を捉えきれませんでした。駿台学園中は最終回に、2020年にジャイアンツジュニアに在籍していた小高稜真選手が登板。小学生時代110キロほどだった球速は、中学3年生で最速140キロを投げるまでに成長していました。  結果は1-10で完敗。本塁打を4本打たれ、8盗塁を決められるなど中学生のパワー、機動力を肌に感じた試合となりました。  試合後は、外野へ打球が飛んだ時の連携プレーの上達を目的に、駿台学園中の選手たちに走者をしてもらって守備練習を行いました。試合で学んだ声掛けや、辻コーチと笠井コーチの指導もあり、数を重ねるごとに上達した姿が見られました。

ジュニア選手に話をする2020年メンバーの小高選手(左)
走者を付けた守備練習

 11月4日は、関東まで遠征に来てくださった東北楽天ゴールデンイーグルスジュニア、福岡ソフトバンクホークスジュニアと練習試合を行いました。  1試合目は東北楽天ゴールデンイーグルスジュニア戦です。ジャイアンツジュニアは3-4で迎えた最終回、一死二塁のチャンスで、5番・鈴木選手の中前適時打で追いつき、引き分けに持ち込みました。緊迫した中でも、意地でも勝ちに行こうとする選手たちの姿勢が見られました。

初回、先制につながる二塁打を放った高田選手
先制適時打を放った藤森輝選手

 2試合目は、福岡ソフトバンクホークスジュニアとの対戦で、ジャイアンツジュニアは原選手が先発しました。初回に2点本塁打を浴びたものの、その後はコースに丁寧に投げ分け無失点に抑えました。攻撃は同点で迎えた三回、一死一、三塁で4番・藤森一生選手の3点本塁打で勝ち越しに成功。五回にも1点を追加し、6-2で勝利しました。  ふだんは戦う機会がない東北、九州の選手たちと試合をすることで、全国にはもっとすごい選手がいることを知る貴重な機会になりました。

2打数2安打の活躍を見せた甲斐主将
先発の原選手
最終回抑えの鈴木選手

~選手紹介~

◆橘 佑磨(たちばな・ゆうま)選手 背番号10  ジュニアメンバーの中で、二塁送球トップクラスの捕手。どこでも守れるユーティリティープレーヤーで、体、地肩が強いのが魅力。投手としては、伸びと勢いのある直球を武器に相手打線を封じます。打撃では、得点圏でも積極的に振っていき、チームに勢いをつけてくれます。  「任されたポジションで“守りから攻める“という気持ちでチームの勝利に貢献します!」

サードを守る橘選手

◆鈴木 真夏(すずき・まなつ)選手 背番号11  バランスの取れたフォームから繰り出す低めのキレのあるボールで打者を打ち取る投球が魅力の正統派サウスポー。スピード、コントロールなど総合力が高く、試合のリズムを作ることもできる選手です。明るく朗らかな性格で、ムードメーカでもあり、「声」でもチームに活力を与えてくれます。大会の「熱男」はこの男です!  「ストレートの伸びを生かして、1人でも多く抑えてチームの勝利に貢献したいです。日本一目指します!」

楽天戦の最終回、同点適時打を放った鈴木選手

◆原 悠翔(はら・ゆうと)選手 背番号17  目標としているエンゼルス大谷翔平選手と同じ「17」を背負い、投げては快速球、打っては長打を量産します。両投両打を試合レベルでプレーできることも驚きです。そんな「4刀流」の性格はマイペース。どんな場面でも動じないメンタルで、本戦でもチームを勝利へ導いてくれるでしょう。  「投打で活躍して、全員で日本一を獲りにいきます!」

左投げの原選手

◆藤森 一生(ふじもり・かずき)選手 背番号18  スピード、コントロールともに一級品のサウスポー。バッターとしても能力が高く、投打の活躍が期待されます。物怖じしない性格と、全国大会の経験を生かしたマウンドさばきも見事です。大舞台での経験を武器にジュニアトーナメントでも力を発揮してくれるでしょう。  「球の質を武器に、最後まであきらめず戦います。目指すは日本一!」

生還後ベンチに迎えられる藤森一生選手