西舘勇陽投手を1位指名、交渉権を獲得ードラフト会議

2023.10.26

チーム

 2023年度の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が10月26日に開催され、ジャイアンツは1巡目の入札で西舘勇陽投手(中央大)を指名、交渉権を獲得しました。日本ハムも西舘投手を1巡目で指名したため、抽選となりましたが、阿部慎之助監督が「交渉権確定」の当たりくじを引き当てました。  オレンジ色のネクタイで会場に臨んだ阿部監督は、あたりくじを引くと大きなガッツポーズ。抽選直後のインタビューでは、「久しぶりにガッツポーズをしました。(中央大の後輩という点について)それもそうですし、もちろん、実力も認めていましたので、とてもうれしく思います。ゲン担ぎは特にしていません」と話し、西舘投手にメッセージをと促されると、「ともに優勝目指して頑張りましょう」と呼びかけました。  阿部監督はこの後、報道陣の取材に応じました。  心境を聞かれると、「うれしさ半分、ほっとしている半分です」と答え、オレンジ色のネクタイについては「これはもうマストかなと思いまして」と明かしました。  右手で当たりくじを引いたことには、「たくさん自分で頑張って苦労した右手で引けて良かったですよ」とし、くじを見た瞬間は「ゾワっとした」と振り返りました。  西舘投手の起用法については、「適性をしっかり確認させていただいて、本人ともしっかり話し合って、やっていけたら」とし、「本当にいいものを引き出せるようにこちらがやっていければなと思っています」と述べました。  交渉権を獲得した選手のプロフィルは以下の通りです。

1位 西舘勇陽(にしだて ゆうひ)

投手 2002年3月11日生まれ・21歳 185センチ 79キロ 右投右打 中央大 ■最速155キロの本格派右腕。185センチのすらっとした体格から常にクイックで投球し、常時140キロ台後半から150キロ台の角度あるストレートを投げ込む。カットボール、フォークといった変化球もしっかり操ることができ、ランナーが出ても投球スタイルが変わらない点は試合での信頼度が高い。(円谷英俊スカウト)

1位指名の西舘投手(読売新聞社提供)

2位 森田 駿哉(もりた しゅんや)

投手 1997年2月11日生まれ・26歳 185センチ 88キロ 左投左打 Honda鈴鹿 ■185センチ88キロの大型左腕。140キロ後半のストレートとカット・ツーシームでストライクゾーンを横に広く使う投球スタイル。左打者にツーシームを精度高く投げ込めることができ、対左打者のリリーフ適性もある。計算して打ち取って行ける総合力の高い投手。(木佐貫洋スカウト)

2位指名の森田投手(読売新聞社提供)

3位 佐々木 俊輔(ささき しゅんすけ)

外野手 1999年11月6日生まれ・23歳 174センチ 80キロ 右投左打 日立製作所 ■広角に長打も打てる打撃能力の高い外野手。身体に力強さを感じる三拍子揃った選手。将来、トリプルスリーも狙える逸材。(實松一成スカウト)

3位指名の佐々木選手(読売新聞社提供)

4位 泉口 友汰(いずぐち ゆうた)

内野手 1999年5月17日生まれ・24歳 178センチ 80キロ 右投左打 NTT西日本 ■華麗な守備とパンチ力のある打撃が持ち味の大型内野手。思い切りの良いスイングで長打を打つことが出来るのも魅力の一つ。将来的には打線の中軸を担える能力を持つ。(桜井俊貴スカウト)

5位 又木 鉄平(またき てっぺい)

投手 1999年2月12日生まれ・24歳 182センチ 92キロ 左投左打 日本生命 ■140キロ後半の球威のあるストレートが魅力のオーバーハンド左腕。ストレートに力強さがあり、クロスボールは非常に角度がある。曲がり球、落ち球も空振りが取れて武器になる。先発、中継ぎ両方で即戦力の力がある。(岸敬祐スカウト)