新入団の外国人選手5人がこのほど来日し、29日に都内のホテルで記者会見を行いました。 　会見に出席したのは、ルイス・ブリンソン外野手（28歳）と、タイラー・ビーディ（29歳）、フォスター・グリフィン（27歳）、ヨアンデル・メンデス（28歳）、ヨアン・ロペス（30歳）の4投手。同席した原監督は「昨年、一昨年と（新型コロナウイルス感染拡大の影響で）キャンプを新外国人選手といっしょに出来なかったが、今年は2月1日にいっしょに迎えられるのは心強い。今日の5人は若く、自分の野球にまだまだ高い理想を持って来てくれた。早く日本の環境に慣れて、ジャイアンツの一員として、堂々と戦ってほしい」と期待を述べました。

　ブリンソン外野手は「自分のアピールポイントはスピードと守備。フライはすべて捕るつもりで投手を助けたい。打撃は出塁をして次の塁をどん欲に狙い、得点に貢献したい」と意気込みました。原監督は「センターを守り、1、2、3番を打ってくれたら」と構想を明かしました。

　ビーディ投手は「自分の特徴は、強い競争心と野球に取り組む真摯な気持ち。どんな形でもチームに貢献したい」と話しました。原監督は「素晴らしい実績を持っている。先発ローテーションの一角として、150イニング以上投げてほしい」と望みました。

　原監督から「体の使い方が良く、日本で成功を収められる投手。先発の左の柱として150イニング以上投げてほしい」と期待されたグリフィン投手は「先発で期待されているのはうれしい。どんどんストライクゾーンで勝負して、少しでも長いイニングを投げたい」と意気に感じていました。

　原監督が「スカウトの報告では掘り出し物。大暴れする可能性が高い」と評するメンデス投手は「チャンスをくれたジャイアンツに感謝している。自分は頭を使って、ゾーンを攻めて打たせて取る投球」と述べました。

　ロペス投手は「自分の特長は速いボール。まずは日本の野球に順応して、チームに貢献できるように頑張る」と語りましたが、原監督は「非常に気が強く、戦う姿に好感を持った。大勢とともにクローザー候補」と大きな期待を寄せました。またロペス投手は、WBCキューバ代表を辞退して来日した事を聞かれると「不参加を決めるのは（気持ちとして）簡単ではなかったが、（キャンプ）初日から（巨人の）チームといっしょにプレーできることに満足している」と述べました。