ジャイアンツの二軍と一軍の公式戦をバスで移動して観戦し、ジャイアンツ寮も見学する日帰りバスツアーが、7月7日と13日に行われました。東京ドームへのバス移動では、ジャイアンツ女子チームの宮本和知監督も乗車して交流する特別なプランで、大阪、愛知など遠方からの参加者も含む80人（２日間合計）のファンが、ツアーを満喫しました。 　 　ツアーは読売旅行が企画し、両日ともに午前11時に東京駅前を出発して、川崎市のジャイアンツ球場に到着後、試合前に室内練習場を見学しました。13日は三軍の駒田徳広監督、杉内俊哉投手チーフコーチ、矢貫俊之投手コーチ、金城龍彦外野守備兼走塁コーチが練習場に姿を見せて、参加者と記念撮影しました。 　 　午後１時プレーボールのイースタン・リーグ公式戦を途中まで観戦した後は、バスでジャイアンツ寮に移動し、藤田浩雅寮長や球団スタッフの案内で、寮の地下にある長さ20メートルのプールや、マシンを使って24時間バッティングができる練習場などを見学しました。クライマックスは、松井秀喜さんがかつて素振りを重ねた「松井部屋」の見学で、参加者はぼろぼろになった足もとの畳を撮影しながら、スタッフの説明を熱心に聞き入っていました。

　ジャイアンツ寮から東京ドームまでの移動では、宮本さんが最前列に乗車し、選手時代や一軍コーチ時代の思い出をユーモアたっぷりに披露して、参加者を楽しませました。７日は女子チームのエース・清水美佑投手が、13日は女子日本代表の外野手・田中美羽選手がそれぞれ同乗して、7月29日に東京ドームで行われる女子野球の「読売ジャイアンツ女子チーム対阪神タイガースWomen」戦の観戦を呼びかけました。 　 　東京ドームで一軍の公式戦を観戦した後は、ツアー特典のグラウンド開放に参加し、人工芝の外野に寝そべったり、選手の等身大パネルと写真撮影したりして楽しみました。 　7日に都内から参加した内山浩之さん（69）は「めったに見ることができないジャイアンツ寮を見学することができて、いい思い出になりました」と話し、姉と一緒に愛知県から参加した立松里央名さん（23）は「コーチ時代から名古屋遠征でもファンに手を振ってくれる宮本さんに会いたくて参加しました。とても気さくな方で、お話ができてうれしかったです」と喜んでいました。