甲子園でジャイアンツ女子チームが躍動~新たな「伝統の一戦」

2023.7.22

女子野球

 22日、読売ジャイアンツ女子チームと阪神タイガースWomenとの初対戦が阪神甲子園球場で実現しました。選手たちは聖地・甲子園球場で元気いっぱいのプレーを見せて観客を魅了し、5対0で勝利しました。    試合前には、両チームへ花束贈呈、ダンス、始球式、両チーム応援団によるコールなど一軍さながらのイベントが行われ試合に華を添えました。    先攻の巨人は初回、リードオフマンの田中美羽選手が安打で出塁するとすかさず盗塁成功。二死一・二塁のチャンスを作ると、5番長田朱也香選手の適時打で先制しました。勢いそのままに二回は中村柚葉選手の犠飛、三回は森崎杏選手の犠飛で着実にリードを広げ、計5点を奪う猛攻をみせました。田中、金満両選手がマルチ安打、長田選手は2本の適時打を含む猛打賞の大活躍でした。

初回に先制の起点となった田中選手
チームを引っ張る金満キャプテン
猛打賞の長田選手 投打のヒーローがハイタッチ

 「伝統の一戦」の先発マウンドを託されたのは、ヴィーナスリーグ28イニング無失点(自責0)の小野寺佳奈投手。全イニング先頭打者を抑えて、7回を投げて散発2安打無四球無失点の完封勝利。小野寺投手は「まずはチームが勝ててよかったです。甲子園のマウンドは気持ちが良かったです」と喜びを噛みしめていました。    攻守で存在感を見せた金満選手は「甲子園は普段よりも打球が飛ぶ感覚があったので楽しかったです。自分たちらしい野球ができたので来週の東京ドームもいい試合をしたいです」と東京ドームの伝統の一戦を心待ちにしていました。    勝利した宮本和知監督は、「選手がしかっりと反応してくれて、すべての作戦がうまくいきました。小野寺は最後まで自分で投げますと強い意志を見せてくれました。攻撃は、序盤に先頭打者が出塁してくれたのでいい攻撃につながってくれました」と振り返りました。    29日は東京ドームで同カードが行われます。2021年12月に金満梨々那(現キャプテン)、山下陽夏、島野愛友利、吉安清ら4人の第1期メンバーからスタートしたジャイアンツ女子チームは、現在では20人が在籍し練習に励んできました。新たな一歩を踏み出したジャイアンツ女子チームへご声援をお願いいたします。

「伝統の一戦」の先発は小野寺投手
見事完封勝利のバッテリー
チーム全員で勝利をつかみ取りました
ハツラツとプレーした中村選手
貴重な追加点の犠飛を放った森崎選手
たくさんのご声援ありがとうございました

◆29日東京ドーム大会概要 大会名  KONAMI Presents 女子野球交流戦 読売ジャイアンツ女子チームー阪神タイガースWomen 日 程  2023 年 7 月 29 日(土)東京ドーム 時 間  試合開始 午後7時(予定) ベンチ  1 塁側/読売ジャイアンツ女子チーム  3 塁側/ 阪神タイガース Women 大会ルール 7 イニング制、DH 制あり、コールドゲームなし、延長戦・タイブレークなし、球数制限なし 試合球  全日本女子野球連盟公認硬式球 【放送概要】 放送:日テレジータス、GIANTS TV 放送日:7月29日(土)午後6時半予定~(一軍戦試合時間で変更もございます) ※GIANTS TVライブ配信は有料会員のみ視聴可能です。アーカイブ・ハイライトなどは無料登録でご視聴いただけます。