東京ドームで初の女子野球「伝統の一戦」は引き分け

2023.7.29

女子野球

 読売ジャイアンツ女子チームと阪神タイガースWomenによるKONAMI Presents 女子野球交流戦が29日、一軍公式戦後の東京ドームで開催されました。22日、23日に甲子園で行われた「伝統の一戦」第一ラウンドは、巨人が2連勝を飾り、舞台を東京ドームに移した第二ラウンドは、最終回まで目の離せない試合となりました。  5116人の観衆が集まる中、巨人の先発は前回完封勝利の小野寺佳奈投手。「まっさらなマウンドに立てるのは自分だけなので頑張りたい」と話し、安定感抜群の投球で、5回まで散発2安打無失点でゲームを作りました。

6回1失点の好投の小野寺投手
好守で支える中村柚葉選手
真砂寧々選手は球際の強さも魅力です

 打撃陣は二回、金満梨々那選手のフェンス直撃の一打から長田朱也香選手の安打でチャンスを作ると、相見菜月選手の適時打で2点を先制しました。その後、試合が膠着状態となり迎えた六回表阪神の攻撃では、2つの四球と失策により1点を失いました。1点リードの七回は清水美佑投手がマウンドにあがり、連続安打と四球で一死満塁のピンチを招くと、2番の中江選手に押し出しの四球を与えて同点となりました。七回裏の巨人の攻撃は三者凡退に倒れ「伝統の一戦」第二ラウンドは引き分けで終了しました。

フェンス直撃の一打を放った金満選手
伝統の一戦トータルで大活躍の長田選手
しぶとい打撃が光る相見選手

 試合後の金満キャプテンは「こんなたくさんのお客さんの前でプレーできて、声援をいただけて幸せでした。女子野球の魅力は元気、笑顔だと思うので少しでも多くの人に伝わっていればうれしいです」と感謝を述べました。  両チームが精いっぱいのプレーを見せ、球場を沸かせた「伝統の一戦」。これからの女子野球選手たちの成長をお楽しみにしてください。

5116人の観客から大歓声
チームに勢いをつける東ここあ選手
攻守の要の田中美羽選手
力強いボールを投げ込む清水投手
また東京ドームで野球をやりたいです
一丸となり勝利を目指すナイン