「2020年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に開催され、巨人は1位指名で平内龍太投手（亜細亜大）の交渉権を獲得したのを始め、計7人を指名しました。 　巨人は1度目の入札で佐藤輝明選手（近畿大）を指名。オリックス、ソフトバンク、阪神との競合となり、原辰徳監督がくじを引きましたが、抽選にはずれました。2度目の指名で平内投手を単独指名しました。 　 　平内投手は、兵庫県出身の22歳。長身から投げ下ろす最速156キロのストレートと、精度の良いフォークボールを武器に奪三振率も高い投手。 　原監督は平内投手について、「将来性はナンバーワン。即戦力としても活躍を期待している」と交渉権獲得を喜んでいました。また、7人の指名終了後には、「非常にいいドラフトでした。バランスが良く、100点に近いと思います。本当に楽しみです。佐藤君が獲れなかったのは残念ですが、投手も右、左と将来が楽しみな人材が獲れました」と述べました。 　交渉権を獲得した選手は以下の通りです。 【1位】 平内　龍太（へいない・りゅうた）　投手 1998年8月１日生まれ・22歳　185センチ・90キロ　右投右打 神戸国際大付高－亜細亜大 「長身から投げ下ろす最速156キロのストレートと、精度の良いフォークボールを武器に奪三振率も高い投手。即戦力として期待」（脇谷亮太スカウト） 【2位】 山崎　伊織（やまさき・いおり）　投手 1998年10月10日生まれ・22歳　181センチ・72キロ　右投左打 明石商―東海大　 「最速153キロのストレートと打者の手元で鋭く変化するカット、縦スライダーが武器の本格派で、奪三振率が非常に高い。将来は先発として投手陣の柱になれる素材」（内田強スカウト） 【3位】 中山　礼都（なかやま・らいと）　内野手 2002年4月12日生まれ・18歳　182センチ・80キロ　右投左打 中京大中京高 「攻走守三拍子そろい、レギュラーを獲れる実力がある。振る力があり、打撃能力が高い。守備は安定し、肩も強い。塁に出れば、積極的な走塁も目立つ」（青木高広スカウト） 【4位】 伊藤　優輔（いとう・ゆうすけ）　投手 1997年1月14日生まれ・23歳　178センチ・82キロ　右投右打 小山台高―中央大―三菱パワー 「しなやかなフォームからバランスよく投球する本格派右腕。最速152キロのストレートが一番の魅力だが、変化球も多彩で空振りを取れる。非常に賢く図太い性格とタフさも魅力」 （円谷英俊スカウト） 【5位】 秋広　優人（あきひろ・ゆうと）　投手・内野手 2002年9月17日生まれ・18歳　200センチ・95キロ　右投左打 二松学舎大付高 「長身で、長い腕を使い切れのあるボールを投げる。広角に長打が打てる打撃もパワーがあり魅力。投手としても野手としても可能性があり、将来が楽しみな選手」（野間口貴彦スカウト） 【6位】 山本　一輝（やまもと・いつき）　投手 1998年6月28日生まれ・22歳　181センチ・87キロ　左投左打 東郷高―中京大 「独特の腕の使い方から投げるストレートに角度、球威、キレがある。腕が遅れて出てくるため打者は見づらく、手元での伸びもあるので差し込まれる」（青木高広スカウト） 【7位】 萩原　哲（はぎわら・てつ）　捕手 1998年5月1日生まれ・22歳　174センチ・87キロ　右投左打 日南学園高―創価大 「強肩強打の捕手。強いスイングで、広角に打てるパワーもある。二塁スローは1.8秒台。チーム内での信頼も厚く、人間性にも魅力」（野間口貴彦スカウト）