ドラフト1位で中央大・鍬原拓也投手の交渉権獲得、計8選手を指名

2017.10.26

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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、東京都内のホテルで開催され、巨人は1位で、最速152キロ右腕の中央大・鍬原拓也投手(21)の交渉権を獲得するなど、計8選手を指名しました。  2位には大阪ガスの岸田行倫捕手(21)、3位はNTT西日本の大城卓三捕手(24)、4位は亜細亜大・北村拓己内野手(22)、5位は日立製作所・田中俊太内野手(24)、6位はJX-ENEOSの若林晃弘内野手(24)、7位は奈良学園大の村上海斗外野手(22)、8位は健大高崎高の湯浅大内野手(17)を指名しました。8選手の内訳は、投手1人、捕手2人、内野手4人、外野手1人。高校生1人、大学生3人、社会人4人です。  1位指名で巨人は最初、早稲田実業高の清宮幸太郎選手を指名しましたが、7球団による抽選の結果、日本ハムが指名権を獲得。続いて九州学院高・村上宗隆選手の指名は、3球団の抽選でヤクルトが引き当てました。3度目に鍬原投手を単独指名しました。 【ドラフト指名選手の略歴】 <1位> 鍬原拓也(くわはら・たくや)投手、右投右打 1996年3月26日生まれ、21歳 177センチ、76キロ 北陸高(福井県)―中央大 ※最速152キロのストレートに切れ味抜群のスライダーとチェンジアップを投げ切れる即戦力候補。先発に転向してからは安定感も増し、落ち着きのあるマウンドさばきも魅力。 <2位> 岸田行倫(きしだ・ゆきのり)捕手、右投右打 1996年10月10日生まれ、21歳 176センチ、80キロ 報徳学園高(兵庫県)―大阪ガス ※高卒3年目の捕手で、動きがシャープで俊敏。まだ経験値が少ないが、高い潜在能力を感じる選手。打撃はミート力があり、広角に打てるタイプ。 <3位> 大城卓三(おおしろ・たくみ)捕手、右投左打 1993年2月11日生まれ、24歳 187センチ、89キロ 東海大相模高(神奈川県)―東海大―NTT西日本 ※長身で体格の良い大型捕手。打撃でのリストの柔らかさや強さを兼ね備え、長打力が一番の魅力。ミート力にも優れ、確率の高い打撃が出来る。社会人屈指の打撃能力で、強打の捕手としてチームの正捕手争いに加われる能力がある。 <4位> 北村拓己(きたむら・たくみ)内野手、右投右打 1995年8月29日生まれ、22歳 181センチ、85キロ 星稜高(石川県)―亜細亜大 ※守備のフットワークが良く、サードとショートの両方とも守れる強肩強打の内野手。野球一家に育ち、歩んできたキャリアはエリートそのもの。 <5位> 田中俊太(たなか・しゅんた)内野手、右投左打 1993年8月18日生まれ、24歳 178センチ、80キロ 東海大相模高(神奈川県)―東海大―日立製作所 ※フットワークの良さ、送球の正確性、ひじから先の器用さなど、守備の能力が高くセンスがある内野手。肩も良く安定した送球が魅力。思い切りスイングができ、強い打球が打てる。 <6位> 若林晃弘(わかばやし・あきひろ)内野手、右投両打 1993年8月26日生まれ、24歳 180センチ、77キロ 桐蔭学園高(神奈川)―法政大―JX-ENEOS ※本職は二塁手だがチーム事情により三塁や一塁を守ることが多い。肩が強くスローイングやグラブさばきを見ると遊撃手も出来そうな動きをしている。バッティングは両打ちで、どちらもスイングにくせがなく、しっかり振り切ることが出来る。内野のどこでも守ることが出来て両打ちと、他にはないタイプの選手。 <7位> 村上海斗(むらかみ・かいと)外野手、右投右打 1995年7月7日生まれ、22歳 189センチ、95キロ 北照高(北海道)―奈良学園大 ※大型外野手で、安定した守備力があり、脚力も高いレベルにある。課題である打撃もパンチ力があってスイングに力強さがあり、可能性を秘めた選手。 <8位> 湯浅大(ゆあさ・だい)内野手、右投右打 2000年1月24日生まれ、17歳 172センチ、70キロ 健大高崎高(群馬県) ※小柄だが走攻守を兼ねそろえた選手。守備範囲が広く、足を使った守備力が特長。ベースワークもうまく、積極的な走力が魅力。リーダーシップがあり、チームを盛り上げる存在の選手。

ドラフト1位に指名された鍬原投手(報知新聞社提供)