亀井選手が涙の引退セレモニー、若手選手たちにげきも
2021.10.23
チーム
今シーズン限りでの引退を表明した亀井善行選手が、23日に東京ドームで行われたヤクルト戦に出場、試合後には引退セレモニーが行われ、選手、ファンからの送別に涙を流しました。 亀井選手は五回一死満塁の場面に代打で登場、田口麗斗投手から2球目を打って三塁ゴロとなりました。次の回のジャイアンツの守備では、一度「ライト亀井」のアナウンスが流れて守備位置に就きましたが、すぐに変更のアナウンス。ライトスタンドのファンにお辞儀をし、目に涙を浮かべながらグラウンドの選手たちとグータッチやハグをしてベンチに下がりました。 試合後のセレモニーでは、ドラフト指名から数々のサヨナラ本塁打、ファインプレーなどの名シーンがオーロラビジョンで流れた後、高橋由伸、小笠原道大、ラミレス、内海哲也の4氏からの惜別のメッセージが流れました。マイクの前に立った亀井選手は「背番号9は今シーズン限りで引退します。けが、不振、地獄も味わいました。皆さんがいなければここには立っていなかったし、一人でははい上がってこられなかったです。心が折れそうになった事が、何度も何度もありました。その心をつなぎ止めてくれたのは、ファンの皆さんの温かい拍手でした」と感謝の言葉を述べました。「心技体そろわないと、このプロの世界では通用しないと、身に染みて感じました。若い選手たちには心技体すべてにおいて強い選手になってほしいと願っています」と話した後、吉川尚輝、松原聖弥各選手らの名前をあげて温かいげきを飛ばし、「(坂本)勇人、後は任した。3000本目指して頑張ってください」と笑顔を見せました。 選手、スタッフ、ファン、誰からも愛された背番号9でした。