オール倉敷とジャイアンツジュニアが交流試合

2023.11.27

社会貢献

 2018年の西日本豪雨で被害を受けた岡山県倉敷市の少年野球チーム「オール倉敷」とジャイアンツジュニアが26日、東京都多摩市の一本杉公園野球場で交流試合を行いました。  2018年7月の豪雨の後、倉敷市のマスカットスタジアムではジャイアンツの公式戦が予定されていました。チームは試合前日、被災した倉敷市真備町の子供たちを対象に野球教室を開きました。その後、野球教室に参加した子供たちから球団に「ジャイアンツジュニアと試合がしたい」と手紙が届きました。これがきっかけで同年から交流試合を行うようになり、今年で5回目となります(20年は非開催)。  今年は、レッドサンズ(東京都文京区)を交えた3チームで交流試合を行いました。オール倉敷は、ジャイアンツジュニア戦では防戦一方の展開となり0対14で敗北。レッドサンズ戦では、序盤から相手投手を攻めたてて先制したものの、終盤に投手陣が踏ん張れず、4対8で逆転負けを喫しました。ただ、選手たちは終始、元気一杯のプレーを披露し、交流試合を楽しんでいました。 ◇オール倉敷先発投手の藤本恵太君(12歳)    「ジャイアンツジュニアは同じ小学生なのにこんなにも強いのかと驚きました。振りも鋭くパワーもあり、失投を逃さない技術の高さに完敗です。この悔しさを胸に、将来野球選手として絶対に負けないよう毎日一生懸命練習します」 ◇ジャイアンツジュニアの西村健太朗監督    「オール倉敷の選手たちは積極的に振ってきて、勢いのあるチームだと感じました。負けている時でもチームの雰囲気が非常に良く、ジャイアンツジュニアの選手たちも見習う点が多くありました。今後もこの交流を続けていけたら嬉しいです」

オール倉敷(左列)からジャイアンツジュニアへ、岡山名物「きびだんご」が贈呈されました