大会まであと5日!ジャイアンツジュニア活動記2023⑥

2023.12.21

野球大会・教室

 12月26日に開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2023」まで残り5日となりました。選手16人ののぼりも完成。各試合会場に掲げられ、本番さながらの雰囲気になり、選手、スタッフ、保護者の緊張感は高まってきています。  12月の活動報告です。  2日は長野県と山梨県の選抜チームと対戦して、山梨県選抜戦は3-1で、長野県選抜戦は10-0で勝利しました。  3日は国分寺ベースボールクラブ(中学生)と2試合を行い1勝1分け。2試合目、ジャイアンツジュニアは二回、無死二塁で二塁走者の青木選手が、内野安打の間に生還する好走塁を見せ、1-0で勝利しました。相手が中学生ということでなかなか安打が続かず、チャンスは多くありませんでしたが、自分たちの長所を生かしたプレーを見せてくれました。

山梨県選抜と
長野県選抜と
生還した青木選手
送りバントを決めた尾花選手

 9日は相陽クラブ(相模原市相陽中)と2試合戦いました。  1試合目、ジャイアンツジュニアは初回、堀之内選手、鈴木選手の適時打で3点を挙げ、投げては原選手が5イニング、山口選手が1イニングを投げて点を許さず3-0で勝利しました。  2試合目。ジャイアンツジュニアは、1-1で迎えた最終回の二死三塁で飯島選手が中前打を放ちサヨナラ勝ちしました。中学生相手に緊迫した状況でも、勝ち切ることができた収穫の多い試合になりました。サヨナラ打を放った飯島選手は「他球団、中学生が相手だと、接戦になる試合が多いので、後から出る選手が大事になると思っています。数少ないチャンスを生かせるように万全の準備をして戦います。大会では、皆で、自分の役割を果たせば優勝できると思います」と話しました。

サヨナラ打を放った飯島選手
適時打を放った堀之内選手

 10日は千葉ロッテマリーンズジュニア、東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアと対戦しました。  1試合目はマリーンズジュニア戦。ジャイアンツジュニアは2-3で迎えた五回、山口選手のソロ本塁打で追いつき、続く原選手の二塁打で勝ち越しのチャンスを作ると、二死二塁から関選手の内野安打の間に本塁へ生還して逆転に成功。4-3で勝利しました。  2試合目はイーグルスジュニアと戦いました。ジャイアンツジュニアは初回、藤森一生選手の先頭打者本塁打で先制すると、三回には山口選手の満塁本塁打が飛び出すなど計9得点を挙げ、9-0で快勝しました。先頭打者本塁打を放った藤森一生選手は「本番まであと少しで、今日の試合は緊張感があって引き締まった試合ができました。大会では、最後まであきらめず、執念をもって粘り強い野球で、9年ぶりの優勝を目指します」と意気込みを述べました。  どちらの相手も11月に戦った時には引き分けでしたが、今回は勝つことができました。特にマリーンズジュニア戦では、負けている状況でも、簡単には終わらない執念のある、粘り強い野球ができました。

先頭打者本塁打を放った藤森一生選手
本塁打を放ち笑顔で帰ってくる山口選手(左)

 16日はヤクルトスワローズジュニア、作新学院中と対戦しました。    スワローズジュニア戦では初回に2点を失いましたが、その裏に関選手の二塁打、鈴木選手の適時打、四球などで6点を奪い返し、8-5で勝利しました。  作新学院中戦では、ジャイアンツジュニアは1点を追う二回に高田選手、藤森一生選手の連続安打などで3点を挙げて逆転。原選手、藤森一生選手の投手リレーで4-1で勝利しました。  2試合とも、先制点を奪われた試合でしたが、すぐに追いつき逆転することができ、自分たちの流れでプレーすることができました。

適時打を放った鈴木選手
ヤクルト戦で先発した寺田選手

 17日は、横浜DeNAベイスターズジュニア、西武ライオンズジュニアと対戦しました。    ベイスターズジュニア戦では、初回の守りで、ミスが絡み2点を失いました。四回に、甲斐選手の本塁打で1点差に迫りましたが、投手陣が五回に相手打線につかまり、4点差で最終回へ。ジャイアンツジュニアは関選手の本塁打、甲斐選手、山口選手の連打で追い上げたものの及ばず、3-5で負けました。敗戦は17試合ぶりで、初回の立ち上がりや、ミスが勝敗に直結することを感じた試合になりました。  ライオンズジュニア戦では、四回に高田選手、藤森一生選手、原選手の3者連続本塁打が飛び出すなど9点を挙げ、投げては藤森一生選手、薄田選手の完封リレーで9-0の快勝。関選手は、「相手が強くなるとフライが多くなってしまい、ランナーを進塁させることや、返せず役割が果たせていない。打者としては周りを引っ張り、捕手としては、ピッチャーを安心させられるようなプレーをしていきたい」と、大勝にも気を引き締めていました。甲斐主将は「大会では守備力と投手陣の強みを生かし、守備から攻撃に流れをつなげて、優勝します」と大会への意気込みを述べました。

代走で出場した藤森輝選手
本塁打を放った甲斐選手を迎える選手たち

初戦は26日

 9月末に活動が始まり、あっという間に3か月が過ぎ去りました。選手たちはこの3か月間で42試合を戦い、切磋琢磨してきました。  所属チームでは主力で、常にスタメンで出ている選手がほとんどの中、ベンチスタートを経験したり、試合では結果が出ず苦しい思いを経験したりした選手もたくさんいると思います。  大会ではこの3か月で学んだことの成果を発揮し、最後は西村監督を胴上げしたいと思います。  ジャイアンツジュニアの初戦は26日。横浜スタジアムで中日ドラゴンズジュニアと戦います。ご声援、よろしくお願いいたします。