吉川選手が「こども宅食」利用家庭をドームに招待

2024.3.20

社会貢献

 困窮世帯の子どもらを支援する「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」の一環で、吉川尚輝選手は20日、オープン戦(ロッテ戦)が行われた東京ドームに、「こども宅食」を利用している家族ら20人を招待し、試合前に交流会を開きました。  日本国内の子どもの7人に1人は「相対的貧困」の状態にあるとされており、吉川選手は、そんな子供たちに夢を持って生きてほしいという思いから、2022年に認定NPO法人「フローレンス」の協力を得て、このプロジェクトをスタートさせました。  吉川選手は試合前の交流会で、「今日の試合でかっこいい姿を皆さんに見てもらい、憧れを抱いてもらえるようなプレーをするので、応援よろしくお願いします」と力強く宣言しました。参加した子どもたち一人ひとりの目を合わせながら、サインや写真撮影に応じ、直筆サイン入り選手カードもプレゼント。最後に子どもたち全員とハイタッチをして、試合に向かいました。

子どもたちと交流する吉川選手

 交流会に参加した家族らは、吉川選手が用意した席で観戦。吉川選手が打席に立つと、子どもたちは「吉川選手頑張れ!」と大きな声援を送っていました。  ひときわ大きな声援を送っていた東京都内在住の男児(6)は、「初めて東京ドームで観戦して、吉川選手にも会うことができて、一生の思い出になりました。僕は将来、プロ野球選手を目指しています。吉川選手と二遊間を組めるように一生懸命練習します」と話していました。  吉川選手は試合後、「プロジェクトに取り組む中で、子どもたちと直接触れ合いたいという思いがずっとありました。僕に会いに来てくれた、そして、試合を観に来てくれた子どもたちにとって、今日が良い思い出となり、これから夢を持って過ごしてくれたら嬉しいです」と語って、球場を後にしました。

 選手、球団職員、そしてファンの皆様が手を取り合って、より良い社会を目指すG hands プロジェクト。今後も様々な活動を展開していきます。